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変わる高校入試2

2019/4/2

昨日の続きです。
前期とあわせて、後期も変わります
(昨日の記事②)。
今までの後期選抜は
「内申+テスト点」で全員の合否を決めていましたが、
2022年からは、
これまでの選抜方法を「A選抜」とし、
新たに「B選抜」という選抜方式が
併用されることになります。
「B選抜」の選抜方法は、各高校の裁量に
任されるので、高校の特色が出せるように
なります。
例えば、英語に力を入れている高校であれば、
「英語の内申×1.5、英語の点数×2」
といった比率を設定することが可能になります。
そして、個人的に
「こうなるのではないかな」と予想しているのが
「内申点を考慮しない選抜方法」を取る高校が
出てくるのではないか、ということです。
どういうことかというと、
「B選抜では、選抜試験の上位○%を合格とする」
として、内申を選抜基準に入れない高校が出るのではないか、
ということです。
私が以前勤めていた神奈川県では
「一次選考」と「二次選考」という
選抜方式が取られていました。
「一次選考」では
「内申+テスト点+面接」の3項目の
総合点数が高い順に合格します。
これで合格者の90%が決まります。
残りの10%は「二次選考」で合否が決まり、
ここでは内申は考慮せず、
試験当日に実施される
「テスト点+面接」の点数が高い順に
合格する、という選抜方式でした。
この選抜方法だと、枠は小さいですが
内申が関係なくなるため、
「内申が低くても、テストで点数が取れる生徒が、
 上位の高校に合格することができる」
という仕組みになっています。
これと同じような仕組みを取る高校が
出てくるのではないかな、と思います。
特に上位の高校ではこうした
「当日のテスト点重視」というところが
増えるのではないでしょうか。
テストの点数が取れていなくても、
内申がいい生徒が受かった場合、
高校に入ったあと、勉強についていくのは
かなり大変だと思います。
それは上位の高校であればあるほど
そうなります。
逆に
「テストの点数は合格した子よりも
 取れていたのに内申が…」
という子は毎年一定数います。
こうした子達は、
「A選抜ではダメでも、B選抜なら…」
ということで、目標の高校に合格できる
チャンスが増えるかもしれません。
このように「実力重視」の選抜方法を
取る高校が出てきてほしいな、
と個人的には期待しています。
最後に言い忘れていましたが、
新しい受験方式が採用されるのは
「今年の中学1年生」が受験生の年、
からです。
新1年生のみなさん、
今から頑張っておきましょう!

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