音読のススメ
2019/5/28
「塾講師」という立場上、
効果的な学習法について
色々と研究していますが、
今のところ、一番いいと思うのは
「音読」です。
音読の効果といえば、
・脳の複数分野が活性化する
・「目」「耳」「口」という器官を使うことで
記憶に定着しやすくなる
ということが言われています。
また、最近読んだ本によると
母子家庭のお母さんが、
音読をすることで、体調が整ったり、
お子様の学力が劇的に改善された、
ということが書かれていました。
もちろん個人差はあると思いますが、
音読にはかなりの「パワー」があると
感じています。
実は私自身も毎朝音読をしています。
尊敬する松下幸之助の書
「松下幸之助 成功の金言365」
という本を毎朝読んでいます。
毎朝音読することによって、
精神的に落ち着き、心が整う感じと
仕事に対する考え方を学び、
仕事のスイッチが入るような
感覚を持っています。
音読のいいところは
「気軽に」できるところです。
本があれば、どこでもできます。
また、聞いていれば何となく
「おかしいな?」というところに気づきやすく、
改善がしやすいという点もいいところです。
本当は生徒全員に「音読」を
させたいところなのですが、
ある程度の年齢になってしまうと
恥ずかしがってしまったり、
他にやることが増えてしまったりするため、
今は小学4年生以下の生徒だけ
授業中に音読を実施しています。
算数の「空間認識能力」が身につくのには、
いわゆる「ゴールデンエイジ」というものが
あるそうですが、
国語もある程度「ゴールデンエイジ」と
いうものがあると感じています。
自分の感覚では、
「10歳」までにある程度の
国語力を身につけさせておかないと、
その先に国語力を強化するのは
なかなか難しいと感じています。
小学生低学年のお子様がいらっしゃるご家庭では
ぜひ「音読」を、できれば「朝音読」を
していただければと思います。
ちなみに、音読におすすめな本は
「音読プリント」
の2冊になります。
塾では陰山先生の「音読プリント」を
使用していますが、
齋藤先生の「速音読」もいずれ使いたいと
思っています。