中堅高校比較(大町岳陽・美須々・豊科)
2019/6/14
大学入試結果から見る高校評。
今日は「大町岳陽(探求)・美須々・豊科」の
3つの高校を、「大学入試結果」の面から
比較してみようと思います。
この3つの高校は「中堅校」と
言っていいと思います。
偏差値(なが模試)で見ると
大町岳陽(探求) 56
美須々 53
豊科 48
となっていて、
だいたい平均点付近の生徒が
進学する高校といえます。
この辺りの地域だと、
蟻ヶ崎が厳しい場合、偏差値的には
「美須々」となると思います。ですが、
「通いづらい」
「自由な校風のため、生徒がチャラい」
というあまりよくない噂が立っていて、
思っている以上に美須々の評判が悪いです。
そのため、蟻ヶ崎が厳しい場合、
「豊科」まで下げる生徒が一定数います。
大町岳陽(探求)は偏差値的には
高いのですが、こちらも
「通いづらさ」
「定員の少なさ」
から、あまり人気がありません。
蟻ヶ崎の次の高校、となった時の人気は
豊科>美須々>大町岳陽(探求)
という印象を受けます。
では、「大学合格実績」という点から見ると
どうなるのか。
「国公立大学」
「難関私立(MARCH)」
「中堅私立(日東駒専)」
「関西難関私立(関関同立)」
の4つの点から比較してみようと思います。
①国公立大学
○大町岳陽(探求) 24名
(富山大、金沢大、信州大7、茨城大、他)
○美須々 21名
(富山大、山梨大2、信州大4、他)
○豊科 9名
(新潟大、富山大、信州大、他)
②難関私立(MARCH)
○大町岳陽(探求) 13名
(青山2、中央1、法政6、明治3、立教1)
○美須々 10名
(青山1、中央2、法政5、明治0、立教2)
○豊科 0名
③中堅私立(日東駒専)
○大町岳陽(探求) 27名
(駒澤2、専修8、東洋10、日大7)
○美須々 23名
(駒澤0、専修5、東洋11、日大7)
○豊科 6名
(駒澤0、専修4、東洋2、日大0)
④関西難関私立(関関同立)
○大町岳陽(探求) 3名
(関西学院1、立命館2)
○美須々 6名
(関西2、関西学院1、立命館3)
○豊科 0名
このように、「④関西難関私立」を除き、
わずかではありますが、
大町岳陽(探求)の実績が一番いい、
という結果になりました。
「入学時点の偏差値通りの結果」と言え、
ある意味順当な結果と言えると思います。
大学進学だけが全てではありませんが、
「4年生大学への進学」を考えると、
美須々、大町岳陽(探求)のどちらか
の方が進学しやすく、
豊科高校だとちょっと大変かな、
という印象を受けました。
実際に通っている生徒の話を
聞いてみても、
美須々は大学進学を見据えた授業を
行っているようですが、
豊科の場合は、そこまでガツガツしていなく、
のんびりとやっている印象を受けました。
豊科高校から大学進学を目指すには、
ある程度「自分の力」でやる必要がありそうです。
ただ、周辺には
「大学進学まで対応できる塾」
が少ないので、
そうした面から見ても、
ちょっと不利かなと思います。
その点、美須々は松本市内なので、
大学進学まで対応してもらえる塾は
たくさんあると思います。
大町岳陽の周辺環境は
ちょっとわからないですが、
豊科同様、「塾」という面では
不利な気がしています。
高校の雰囲気等、気になる面は
あるかもしれませんが、
「大学進学」を第一に考えた時には、
この3校の中では「美須々」が
進学実績、周辺環境等
一番バランスがよくていいような
気がします。
ただ、「ある程度環境を自力で整える」
覚悟は必要になると思います。