自信の有無

明日は多くの学校で
１学期期末テスト、復習テストが
実施されます。
生徒たちは最後の追い込みに
入っています。
授業の前に、生徒には
「どんな感じ？（順調に勉強が進んでいる？）」
という質問をします。
ほとんどの子は
「う～ん…」
と言って、お茶を濁します。
この状態だと、やり残しているところが
まだまだある状態です。
たまに、
「問題ないです！」「順調です！」
と元気よく返事をする子がいます
（男の子に多いです）。
ですが、確認してみると
たいていボロボロの
状態のことが多く、
「全然順調じゃねーじゃねーか！！」
と怒ることもしばしばです。
逆に「自信ないです…」
と言っている生徒の方が
順調に進んでいることが
多いです。
昨日も、ある生徒に
理科と社会のテストをしました。
本人は「自信がないです…」
と言っていましたが、
結果はほとんどできていました。
勉強はやればやるほど
不安になってくる側面があります。
どれだけ準備しても終わりが見えない。
なので、きちんと勉強している生徒ほど、
直前になると不安そうにします。
逆に、あまり勉強していない生徒は
「自分がどれだけできないのか？」
を把握できるだけの勉強をしていません。
客観的に自分の力を確認していないので、
ちょっと勉強しただけで
「自分は勉強した」という
主観的な意見として、自信があるような
ことを言うように思います。
生徒の「大丈夫です」「自信あります」ほど
信用できないものはありません。
「生徒の言葉の裏」を読むように、
常に心がけています。