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学びの時期

2019/8/6

塾をやっているせいか、
色々とお誘いのDMが届きます。
最近よく届くのが
「英語教室」「プログラミング」「ロボット教室」
のフランチャイズの案内です。
来年から小学校で採用される内容
についてのものが中心です。
こうした「新しい教科」について、
個人的にはあまり興味がありません。
「旧態依然」としたままではよくありませんが、
かといって何でもかんでも「新しいこと」に
飛びつくこともどうかな、と思います。
子供達には「学ぶべき時期」というものが
あるように思います。
小学生にとって、学ぶべき大事なものは
「国語」「算数」、そして「遊び」
ではないかと思います。
勉強していく上で必要な、
言語能力、空間認識能力、
反復能力、修正能力などの基礎的な力は、
小学生のうちに身につくように思います。
これらの能力を、後になって身につけるのは
難しいという気がしています。
そして、こうした能力は
「国語」「算数」の教科を通して
身につけられるように思います。
そして、教科としての勉強の他に
「遊び」というのも、小学生のうちでは
大事な「学び」だと思っています。
今の子供達は忙しいです。
たくさんの習い事をやっています。
そのため、色々な特殊技能を
身につけているように思います。
ただ、一方で「自由な時間」というものが
ないような気がします。
先日、ある東大生の記事がありました。
小さい頃から複数の習い事をしていたので、
学業優秀、スポーツもできる。
美術的な能力も高い。
英語も話せる。
非の打ち所がない学生だけど、
小さい頃から「時間に追われる」生活をしていたので、
「暇な時間が怖い。自由な時間があると、
自分で何をしたらいいのかわからなくなる。」
と漏らしていたそうです。
子供にとっての「自由な時間」。
そこでどのようなことを考え、行動するのか。
自分で考えて、動き、体験する。
そうした経験は「遊び」を通じて
学ぶことができるように思います。
情報量が多いせいなのか、
少子化のせいなのか、
今の子供達は
「あれをやっておいたほうがいい」
「これをしておくと、後でラク」
という、様々な情報に振り回され
すぎているように思います。
大事なことは
あれもこれもと欲張ってやるのではなく、
本当に学ぶべきことを絞り、
あとは子供達の自由に任せる、
「放置する」ということではないかな、
と思います。

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