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大町岳陽高校に行ってきました その2

2019/11/8

昨日の続きです。
説明会の最後に
「質疑応答」の時間がありました。
さすがに塾の関係者の方が集まっていたので、
鋭い質問、意見が多かったです。
私は
「学究科・普通科の交流具合」と「修学旅行」に
ついて質問しました。
「学究科・普通科の交流具合」についてですが、
基本的にはまったく別のカリキュラムで
授業を進めているそうです。
なので、ざっくり言えば
「2つの異なる高校が、1つの校舎で学んでいる」
感じになると言っていいと思います。
ただ、一部の「芸術・情報系の授業」は
今後同じクラスになることもあるかもしれない、
とのことでした。
また、普通科の生徒で、センター試験を受けるような
生徒については、学究科の特別講義を
一緒に受講させるような対応をしているそうです。
なお、部活は一緒に活動しているそうです。
次に「修学旅行」についてですが、
修学旅行と言わず「研修旅行」という形で
東京の企業、大学を一泊二日で見学する形で
実施しているそうです。
この点はたしか他の公立高校とあまり
変わらないと思います。
ただ、「今後検討するかも」と
おっしゃっていました。
他にも色々質問が出たので列挙します。
Q.進学実績を見てみると、「学究科」は一般入試、
 「普通科」は推薦での合格者が多いように見えるが、
 学校でそのような指導はしているのか?
A.特に意識して指導はしていない。
 結果的にそのような形になった。
 指定校推薦枠は100ほどあるが
 利用率は2~3割程度。
 学究科の生徒の場合、自分の行きたい大学、学部が
 指定校にないことが多いので、
 自然と推薦を使わない形で受験するようになっている。
※指定校推薦の大学については、明言されませんでしたが、
 「普通よりも下の、あまり有名ではない大学」が多い
 とのことです。
Q.普通科で受験した生徒が学究科で合格した。
 普通科の「看護医療コース」に行きたかったのだが、
 どのような基準で学究科に繰り上げ合格させるのか
 教えてほしい。
A.特に明確な基準はないのだが、「看護系志望」であれば、
 むしろ「学究科」の方が望ましいと考えている。
 普通科の「看護医療コース」はそこまで専門的な
 内容を学べるわけではない。
 むしろ学究科で大学進学を念頭に学んだ方が
 将来的にはいいと考えている。
 なので、看護系志望で優秀な生徒は
 ぜひ学究科に挑戦してほしい。
あと、学校側から
「大学進学した生徒の、高校入試時の内申点(5科)」
を教えていただきました。
細かくは言えませんが、
「国公立大学に進学した生徒」
「私立大学(MARCH)に合格した生徒」
の内申は17~24だそうです。
大学進学まで考えた場合でも、
やはり内申が高い生徒の方が
合格しやすいようです。
最後に個人的な感想を。
岳陽高校は今後「伸びる」
という感じがしました。
前職で神奈川にいた時に、
私立高校ですが、色々な高校を
見学させていただきました。
その中で「あぁ、この学校は伸びるな」
という「勘」が身についたと思っています。
岳陽高校には「伸びる学校」の
雰囲気を感じました。
一番は「学校の先生方の熱意を感じた」
ところです。
公立高校で、塾対象の学校説明会を
開くのはかなり珍しいです。
しかも「授業見学」まで実施する。
こうした姿勢に、学校側の「覚悟」を
見たような気がします。
岳陽高校は、特に普通科では
ここ数年定員割れの状況が
続いています。
そうした状況を打開しようとする
強い危機感があると思います。
現実的には、
「蟻ヶ崎高校が厳しいな…」という時は学究科、
「豊科高校が厳しいな…」という時は普通科、
という中での選択肢に上がる学校になると思います。
ですが、仮に蟻ヶ崎や豊科に
行けなかったとしても、
伸ばしてくれる環境が大町岳陽高校には
あると思います。
興味を持った方は、ぜひ一度足を運んでみては
いかがでしょうか。
最後に、学校説明会を開いていただいた
薄井校長はじめ、大町岳陽高校の先生方、
生徒の皆さん、ありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。

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