教科書内容を大切に
2020/2/7
テストが近くなってきたので、
生徒達には「小テスト」を実施しています。
勉強してきたことがきちんと身についているか
をチェックすると同時に、
「どこでつまづいているのか」を
把握するためです。
その中で「英語」の小テストで
気になる点がありました。
それは
「教科書の熟語表現が、
思っていたよりもできない」
という点です。
単語や重要文法が入った基本文は
練習しているのである程度答えられます。
ですが、教科書に載っている「熟語表現」を
含んだ問題になると、途端に間違えが
多くなります。
あまり触れていないものについては
「まだ説明していないから仕方ないかな」
と思いますが、
単語練習とあわせて覚えたはずのものが
聞かれている問題でも間違えてしまうので
「う~ん…」と思ってしまいます。
例えば、
・「both A and B」(AもBも両方とも)
・「between A and B」(AとBの間)
これらは出てくるたびに説明します。
「bothやbetweenはandとセットで
使われることが多いから、andとセットで覚える。
また、長文を読むときには、
andを探すようにしなさい」
と何度も言います。
それでも、
穴埋め問題で「and」を入れるところに
ぜんぜん違うものを入れてみたり、
長文を訳す時に、この熟語部分に
気づけていなかったりしています。
「形」としては覚えているのですが、
「文」を作ったり訳したりする時に
使えるような知識にまでなっていない
ような気がします。
ワークなどを使って教科書内容の練習を
していても、ただ何となく「問題を解く」
だけで終わってしまっているように思います。
もっと教科書で使われている文を見て、
「ここには、この表現が使われている」
ということを意識するようにしてほしい
と思います。
受験生の長文や英作文を添削していても、
「これは教科書で出てきた表現を使うんだけどな…」
と感じることが本当に多いです。
あれこれと問題集を解くのもいいですが、
英語に関してはまず「教科書」。
これが鉄則だと思います。