オンライン授業で大事なものは…
2020/4/30
オンライン授業を実施している、
ある塾の先生の言葉。
「オンラインでの指導で絶対的に必要なのは、
『オフライン』での強固な信頼関係」
私もこの意見に激しく同意です。
オンラインで指導すれば、
「うわべの」「パッと見の」指導は
成立させることが可能です。
乱暴な言い方になりますが、
「動画を配信」すればいいだけですし、
「課題を指示」すればいいだけです。
ただ、それを「生徒たちの実力がつく」ように
実施するためには、
生徒側の協力というか意思、態度が
必要になってきます。
例えば、大量の課題が出されたとしても、
それをただ「答えを見ながら」
ひたすら写しているだけであれば、
それは勉強ではなく「作業」に過ぎません。
これでは実力が付きません。
動画授業にしても、
ただ「ここを見ておいてね~」だけでは、
そもそも見ているかどうかがわかりません。
仮に見ていたとしても
「授業でやった内容が身についているのか」
まで考える必要があります。
実際に塾に来ている場合であれば、
講師が目を光らせているので、
「ズル」をすることはできません。
ですが、オンライン授業であれば、
「カメラの前」でさえ大人しくしていれば、
「しっかりとやっている」という形を
作り出すことができます。
「この生徒であれば、ズルはしないだろう」
という信頼関係があって、
初めてオンライン授業というものは
成り立つのだろうと思います。
なので、この先、仮にオンライン授業が
普及して主流になるとしても、
自分は「オフライン」での指導にこだわりたい。
直接指導し続けることで生まれる
「信頼関係」を大事にしたい。
そのように思っています。