お問い合わせ

blog

教えたつもりでも

2020/8/28

返ってきた生徒のテスト結果を見ていると、
「う~ん…」と思うことがあります。
先日もありました。
数学の作図問題。
円と垂直二等分線の交点を求める問題。
交点を1つだけ出して間違えていたので、
「円との交点は『2つ』出る場合があるから、
1つだけ求めて油断しないように。」
テストで同じような問題が出たのに、
交点を1つだけ出して、「△」になっていました。
英語の問題。
動名詞の復習をしていて
「『後ろに動名詞を取る動詞』はよく出るから、
特徴的なものは覚えておこう!」
と、「enjoy」「finish」といった
特徴的な動詞を確認しました。
その部分がテストに出てきていたのに、
気づかずに間違えていました。
「テスト直前に言ったことが出てるのに…」
「ここは『注意しろ』ってあれだけ言ったのにな…」
と思いました。
ただ、一方で
「やっぱり『教える』だけじゃダメなんだよな」
ということを、改めて思いました。
多くの人は「教われば」
できるようになると考えています。
ですが、実際には今回のように
どれだけ「教えても」できない、
ということがあります。
先生の話を聞いて、
それですぐにできるようになる生徒は
まれです。
話を聞いて「わかった」状態になっても、
そこから練習をすることで「できる」状態まで
持っていかないと、テストで点を取ることはできません。
スポーツで考えて見るとわかりやすいです。
例えば、野球で「ヒットの打ち方」
を教わったとする。
いくら頭で「打ち方」を理解したとしても、
身体が頭で覚えている動作を実行できなければ
実際にヒットは打てません。
勉強でも同じことが言えます。
話を聞いて「わかった」つもりでも、
実際に問題を解いたら出来ない。
何度も何度も問題を解いていく中で、
自分で気づき、答えられる状態にまでなる。
そこで初めて「できる」ようになります。
「わかる」と「できる」は違う。
そう言われる所以です。
教えただけで満足するのではなく、
生徒が「できる」状態にまで持っていく。
それには結局「反復練習」しかないんだよな、
ということを改めて思いました。

contact

面談のご要望など、当塾へのお問い合わせはこちらよりお願い申し上げます。後日、当塾よりご記入頂きました電話番号へご連絡いたします。