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採点をして感じること

2020/9/7

この土日に、小4~中2の生徒に
塾のテストを実施しました。
塾のテストは年に3回実施しています。
難易度はそれほど高くないと思いますが、
定期テストと違って範囲が広いので、
「総合テスト」に近い形の結果となります。
しばらく前にやった内容が中心になるので、
・しっかりと定着しているかどうか
・忘れてしまっているところがあるか
・苦手な分野はあるか
という点をチェックしています。
「この生徒は基礎計算は大丈夫だと思っていたけど
まだまだ間違えが多いな」
「この生徒は理科が苦手なんだな」
「社会の点数が悪い。定期テストも出来ていなかったから、
社会に注意しよう」
などなど、定期テストだけでは見逃していた傾向が
出てくるので、非常に重宝しています。
採点は私が行っているのですが、
何度かやっているうちに
色々と感じることが出てきました。
一番感じるのが、
「全体的に国語の点数が低い」
ということです。
業者のテストを採用しているので、
平均点は全国平均が出てきます。
他の教科はそれなりに遜色なくできる生徒がいますが、
国語だけは全国平均を下回る生徒が多いです。
逆に言えば、小・中学生でも、
「国語」の点数がある程度高め、
平均点くらいの生徒であれば、
他の教科でもまずまずの結果を残しています。
ただ、それでも採点していて
「この言葉の意味を知らないのか…」
「この漢字が書けないか…」
ということが多くあります。
それは結局のところ、
「読書量が足りない」
という点に行き着く気がします。
塾のテストをやる度に、
「読書していないな…」
ということを強く感じます。
読書をしている生徒であれば、
知識として言葉を覚える、
というよりも、
本を読んでいく中で、
自然と言葉の意味を理解していく。
そういう部分があるのですが、
そうしたことを感じさせる生徒が
ほとんどいない、というのがちょっと残念です。
読書量を増やす。この対処法はなかなか難しいです。
子供も本を読みませんが、
大人も本を読まない時代です。
日本人は読書をするイメージがあるように
思っていたのですが、
ある記事で、アメリカ人と比べて全然本を読んでいない、
という統計があることを知って愕然とした記憶があります。
「まず隗より始めよ」ではないですが、
少なくとも自分は本を読むようにしよう、
ということで毎月5冊程度の本を読むようにしています。
最近は「Kindle」でも本を読むようにしたので、
ちょっとした時間でも読書ができて便利です。
まずは自分自身で読書をしながら、
地道に啓蒙活動をしていくしかないかな。
そう思っています。

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