やっぱり「小5」がカギ
2020/10/2
最近指導していて感じるのは、
「小数と分数が混ざった計算を
苦手にする子が予想以上に多い」
ということです。
先日のブログでも触れましたが、
「小数を分数に変換して計算する」
ということに慣れていない印象を受けます。
小数と分数の関係は「小5」で習います。
これまで、何度も「小5の重要性」について
述べてきましたが、
改めて「小5が大事だな」ということを感じます。
算数はほとんどすべての単元が重要になります。
今年から「速さ」も小5でやることになりました。
小4と比べると、難易度が一気に上がる印象です。
加えて、国語も漢字の難易度が上がります。
複雑なつくりの漢字や、日常であまり使わない漢字が
増えてくるので、覚えるのに苦戦しています。
さらに、今年から英語が始まりました。
国語と算数だけでもいっぱいいっぱいなのに、
加えて英語。
おそらく多くのお子さんが、
ここで脱落していくように思います。
これだけ覚えることが多いと、
学校の内容を理解していくだけでも大変です。
逆に言えば学校でも教えることが多すぎるので、
「最低限」の指導しかできない、
というのが現状です。
大事な内容については「繰り返し練習」することで
「身につける」まで練習してほしいのですが、
そこまで学校の先生は手が回らないように思います。
そのため、ご家庭でもある程度意識して
サポートする必要があると思います。
算数であれば計算練習、
国語であれば漢字。
余裕があれば英語の単語、基本文。
この部分を小学生のうちにどれだけ
きちんと身につけておけるかで、
中学校以降の伸びは変わってくると思います。