「予習」と「復習」
2024/5/28
「予習」か「復習」か
勉強を進めていくのに、「予習」がいいのか、「復習」がいいのか、という議論があります。
「自分に合う形でやるのが一番」
だと思いますが、それだと面白くないので、自分の考えを述べようと思います。
小中学生は「復習」
まず、小中学生は「復習」を中心に勉強を進めるのがいいと思います。
というのも、小中学生を指導していて一番感じるのが
「反復練習不足」
だからです。
・学校の授業を一度聞いたら
・テストである程度結果が出たら
「もうその単元の内容はOK」と考えている子が非常に多い。というかほとんど。
ですが、人は忘れる生き物です。
教わった当時は覚えていた、できたことも、時間が経つに連れて忘れます。
この点がわかっていない子が多い。
また、小中学生が「予習」をしようとしても、きちんとした「予習」ができるだけの力がついていないことが多いです。
そのため、「ピントはずれ」のことをしてしまい、時間を無駄にしてしまう可能性が高いです。
なので、まずは「復習」に力を入れてほしいな、と思います。
大学進学まで考えると…
ただ「大学進学」というところまで考えると、ちょっと見方が変わります。
例えば「東大合格者ランキング」を見てみると、私立の中高一貫校が上位を独占しています。
「優秀な人材が集まっているから」ということも言えます。
が、こうした中高一貫校は、そのメリットを活かして、「先取り授業」を行っているところがほとんどです。
少し乱暴な言い方をしてしまうと、
「他の人たちよりも先に進められているから、よりよい結果を出すことができる」
ということが言えるのかな、と思います。
生徒を指導していても、
・小さい頃から英語をやっている
・歴史が好きで興味がある
というような生徒は、英語や社会のテスト結果がいい、という傾向もあります。
「高校入試」までなら、学校のペースでも十分に進学校に合格することはできます。
ただ、「大学入試」まで見据えて考えると、ちょっと物足りない。
というか、ハッキリ言えば「遅い」という感じがします。
なので、「大学進学」までを視野に入れているのであれば、「予習」ペースで勉強を進める習慣をつけておくのも、有効だと思います。
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