「目標」をうまく立てる
2024/12/24
「イチロー」の優れていた点
先日、とあるネット記事で、プロ野球選手「イチロー」についての話題を目にしました。
その記事の中で、イチローの優れていた点として
「目標設定の上手さ」
を挙げていました。
イチローは
「頑張れば到達できる目標を設定して、達成する能力が非常に高かった」
とのことです。
また、イチローは
「高すぎる目標を設定してしまうと挫折をしてしまう。適切な目標を設定し、それを着実にクリアしていくことが重要」
という考えをもっていたそうです。
実際に現役時代、「打率4割」という世間の騒動の中で、イチロー本人は
「自分は率よりも『安打数』の方を大事にしている。『安打数』であれば、着実に積み重ねることができる」
といった趣旨の発言をされていたのを目にしたことがあります。
「結果を出す人の考え方は、一味違うな」
と思ったことを記憶しています。
目標を立てさせてみると
生徒たちには、テストの前に、必ず「目標点」を書かせています。
その様子を見ていると
「この子は目標設定がうまくないな」
と思う生徒がいます。
例えば、前回のテスト結果が「300点」だった生徒が、目標として「400点」を設定する。
一度のテストで100点も上げるのは、現実的にはかなり難しいです。
ですが、こうした目標を立てる生徒が多い。
「目標というのは、『ちょっと頑張れば到達できる』くらいのものを立てる」
「それを確実に達成するように努力することが大事」
と、こうした生徒には言うのですが、
「目標は高い方がいいです!」
と言って、だいたい聞く耳を持ちません。
そして、「目標に見合う努力」もせず、全然目標を達成することができない。
そして、目標が達成できないと、ふてくされたり、他人のせいにして、「反省」することもしない。
で、また「高すぎる目標」を立てる。
この繰り返しでは、当然成長しません。
目標の「意味」を考える
何のために目標を立てるのか。
それは
「目標を立てることで、サボってしまいそうな自分の弱さに打ち克つ」
ということが大事だと思います。
なので、目標を立てる時には
「普段よりも少し頑張れば、達成できる」
というくらいの目標設定をすることが重要です。
少しキツイくらいの目標を達成することで、自信につながり、次への意欲につながります。
成績が安定している生徒は、このあたりの目標設定が上手だな、と感じています。
「言われたから」
「なんとなく」
目標を設定しているうちは、成長しません。
「何のために『目標』を定めるのか」
ということを考えて、生徒たちには行動して欲しいな、と思います。
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