「小学校の算数」を軽く見ない
2025/2/24
「数学ができない」の原因
「数学ができない」
と言って、中学から塾に来る生徒がいます。
生徒や保護者は
「中学校の内容が理解できていない」
と考えていることが多いです。
ですが、色々と確認していくと、
「中学の内容が理解できていない」
というよりも、むしろ
「小学校の算数がきちんと定着していないため、中学の数学が解けない」
ということの方が、圧倒的に多いことに気づきます。
特に、中学の定期テストで「平均点」にいっていない生徒は、ほぼ間違いなく
「小学校の算数が身についていない」
と言えます。
伸び悩む生徒の場合も
一方、
「中1・2年のうちはそこそこ点数が取れていたけど、中3になって点数が伸びなくなった」
という生徒もいます。
こうした生徒も、実は
「小学校の算数であやふやな部分がある」
ために伸び悩んでいる、ということがよくあります。
具体的には
・「割合」「速さ」がわかっていないので、連立方程式の文章題が解けない
・「比」がよくわかっていないので、相似のところがわからなくなる
といった感じです。
このような生徒は
「中2まではそこそこ点数が取れていた」
ため、
「問題が先送りにされたまま、中3になってしまった」
という印象を受けます。
こうした生徒を、中3になってから、数学で伸ばすのはかなり難しいです。
軽く考えがちだが
全体的に
「小学校の算数を、軽く考えている」
と感じられるご家庭が多い印象です。
「小学校のテストで80点以上取れているから、問題ないだろう」
という感じです。
ただ、中学の数学で差がつくのは、
「難しい問題が解ける」
という部分もありますが、その裏には
「どれだけ小学校の算数を、深いところまで理解できているか」
という部分が大きいと感じています。
結局のところ、
「小学校の算数を、深いところまで理解できている」
生徒は、中3になって応用問題が増えてきても対応できています。
なので、
「小学生のうちに、どれだけ『小学校の算数』を鍛えておくか」
で、その後の成長具合は変わってくるように思っています。
「本質的な理解」ができるようになる
少し話は違うかもしれませんが、以前の職場で、東大出身の講師と話していた際に、
「今まで勉強した中で、一番役に立っているのは、中学受験の時に勉強した、小学校の算数の内容」
ということを言っていた人がいました。
「中学受験のための算数」と「公立小学校で習う算数」
は、難易度がかなり違うので、一概には言えないかもしれません。
ですが、小学校の算数の、特に応用問題では
「本質的に考える」
という力がつくと思っています。
数学では「公式」を使って解いてしまうところを、算数では
「なぜそのような解き方ができるのか」
という部分を、小学生が理解できる程度までわかりやすく考えて解く。
こうした力が必要だからではないか、と思っています。
少し厳しい表現になりますが、安曇野市の生徒を指導していて感じるのは、
「全体的に算数の力が低い」
ということです。
特に「算数ができる」と思っている小学生に対して、それを感じます。
「小学校の時にもう少し鍛えてあれば、もっと伸びたのにな…」
そういった生徒を、何人も見てきました。
高校、大学と先を見据えると、小学生のうちにできるだけ「算数」の力を鍛えておいてほしい。
そう思っています。
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