「分数」ができない
2025/5/9
分数計算ができない子多数
生徒を指導していると
「分数計算ができない」
生徒の多さに驚きます。
「数学が苦手」
と言って塾に来る中学生に対しては、まず最初に必ず
「分数の通分計算」
をやらせてみます。
「1/2+1/3」
この計算ができる子であれば、
「ある程度数学はなんとかなるかな」
という印象です。
ですが、「数学が苦手」と言っているほとんどの生徒が
「2/5」
という「期待通り」の解答をします。
その様子を見て、焦る保護者の方が多いですが、私は最近は慣れっこになってしまったので
「ああ、やっぱりね」
くらいにしか感じなくなってきました。
そのくらい「分数の計算」ができない子が多いです。
かけ算、わり算もあやしい
通分計算ばかりを注意していたのですが、最近は分数の「かけ算、わり算」もあやしい感じです。
今、中1生は正負の数の乗除計算をやっています。
その中で分数のかけ算が出てくるのですが、予想以上に時間をかけて解いている生徒がいます。
「何をそんなに時間がかかっているのかな?」
と思ってのぞいてみると、
「5/8×4/5×7/8」
のような、3つの分数が並んだ数の計算をする時に、
「分子…5×4×7、分母…8×5×8」
のように、分子と分母のかけ算を全部やっていて時間がかかっていました。
「そこは約分でしょう」
と指摘すると、「ああ、そうだった」と思い出す子がいれば、「?」という感じで、約分のやり方が分かっていない子もいます。
「分数のかけ算、わり算は大丈夫だと思っていたけど、こっちもダメか…」
と感じています。
「平均」がいない
最近、特に感じるのが
「反復練習が足りていない子が多い」
ということです。
うちの塾には、「小6の終わり~中1」くらいに来る生徒が多いです。
この学年の子に共通して感じるのが
・漢字が書けない、読めない
・基礎的な計算ができない
という子です。
「できる子」はできるのですが、「できない子」はまったくできない。
昔の感覚で言えば、
「できない子であっても、このくらいはできるかな」
という部分の「このくらい」が身についていない「できない子」が増えている。
そのように感じています。
以前から繰り返し述べていますが、
「学力の二極化が進んでいて、中間層が抜けている」
という印象です。
「平均的な子であれば、このくらいはできるかな」
ということがなくて、
「できる子は、できる」
「できない子は、まったくできない」
という感じがします。
「反復練習」が足りない
それは結局
「反復練習が足りていない」
からだと思います。
昔であれば、強制的に
「漢字練習」「計算練習」
を小学校がやらせていた部分があります。
子供たちは嫌々ながらもそれに取り組む。
ただ、それによって、ある程度の「基礎学力」が担保されていたように思います。
ところが今は、「自主学習」ということで、こうした「強制的な」反復練習がされなくなっています。
「生徒の自主性」
に任せた結果、
「頑張れる子は頑張って、着実に力を伸ばしている」
一方で、
「頑張れない子は、放置されて、そのまま学力が低下している」
このようになってしまっているような気がします。
そうした現状を見ていると、
「勉強は小学校に任せておけば大丈夫」
というご家庭の認識は、かなり危険なものように感じます。
今の小学校の状況では、学校の先生は教えることで手一杯で
「それを定着させるための反復練習」
まで手が回っていないのが実際のところです。
「反復練習は、家でやらせる」
そのくらいの認識がないと、今後学力差はますます広がっていく。
そのように感じています。
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