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猿田塾

叱られ慣れていない子供たち

2025/5/23

「打たれ弱い」今の若者

「今の若者は怒られ慣れていない」
「ちょっと叱っただけですぐにシュンとなってしまう」

よく聞かれる言葉です。

今の時期ですと

「会社をすぐに辞めてしまう若者」

の話題が、世間を賑わしているように思います。

「こんなに打たれ弱い若者で、日本の将来は大丈夫なのか」

と嘆く、大人の意見を目にします。

ただ、個人的には

「今の若者が打たれ弱い」

とは、必ずしも言い切れないかな、という気がしています。

母の「脳トレ」

最近、私の母は「脳トレ」に励んでいます。

年配の方向けの「脳トレ本」を買ってきて、それを解いているようです。

その中に、「小学校の算数の図形の問題」がありました。

「その解き方がわからない」

ということだったので、私に教えるように言ってきました。

なので、「普通に」教えていたのですが、母からは

「お前の教え方は厳しすぎる」

と言われてしまいました。

私としては

「普段生徒に接しているように」

母にも接していたのですが、どうやらそれが母には「厳しい」と感じられたようです。

「へ~、これで厳しいと感じるのか」

と思いました。

生徒たちの本心はどうかわかりません。

ですが少なくとも、今いる生徒たちは普通に塾に通っています。

途中で辞める生徒はほとんどいません。

なので、「耐えられない」ほどの厳しさは、生徒たちは感じてはいないのではないかな、と思っています。

こうした体験があったので、

「今の若者は打たれ弱い」

と年配の方からしたり顔で言われても、

「本当にそうなのか?」
「むしろ年寄りの方が打たれ弱くないか?」

と、穿った見方をしてしまいます。

本気であれば

最近聞いた言葉の中で、

「相手を本気でよくしようとするならば、口調は自然と厳しくなる」

というものがありました。

全くその通りだと思います。

相手を「成長させたい」「よくしたい」という気持ちがあれば、口調は自然と厳しくなる。

生徒と接していて、そう思います。

逆に

「まあ、この子の能力だったら、このくらいでいいかな」

という感じであれば、妥協して、言葉も優しく、軽くなります。

そのどちらがいいのか。

「小善は大悪に似たり」

稲盛和夫氏の言葉です。

ちょっとした優しさが、長い目で見ると、その人の成長を妨げる。

そのような意味で使われていました。

私は、生徒には少しでもよくなってほしいと思っているので、つい口調が厳しくなる時もあります。

ですが、それでも「今の若い子」たちはちゃんとついてきます。

結局のところ、

「打たれ弱いかどうか」

というのは「年齢」で決まるのではなく

「人による」

そういうことなのだろうと思っています。

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