「もっと、ちゃんと、しっかり読みなさい」
2025/10/8
「ちゃんと読みなさい」
「ちゃんと読みなさい」
「しっかり読みなさい」
ついつい言ってしまう言葉です。
生徒を指導していると、
「問題文が読み取れていない」
という場面に、たびたび遭遇します。
特に今は、どの学年も安曇野市の数学では
「文章題」
を解いている時期です。
文章題を解くには、
設問を読み、内容を理解し、設問に沿った式を立て、正確に計算をする
という流れが出来なければいけません。
ここで、多くの生徒が
「設問に沿った式を立てる」
ということができません。
「なんとなく」
式を作っているように見受けられます。
設問で書かれている内容と、まったく的外れの式を作ってしまっている。
なので、指導する立場とすれば
「もっとしっかり読みなさい」
「きちんと設問を読みなさい」
と言ってしまいます。
「正しく」読み取る力がない
ただ、そうした生徒を、毎年数多く見ているうちに
「生徒たちは『きちんと』『しっかり』読んでいないのではなく、
『そもそも設問を正しく読み取る力』がないのではないだろうか」
ということを感じるようになりました。
なんとなくそう思っていたところ、最近読んだ本「シン読解力」の中に、
「もっと、ちゃんと、しっかり読みなさい」
という項目がありました。
その中で、著者の新井先生は、
問題文の誤読の理由を、「うっかり、やる気がない、真面目に読んでいない」という性格の問題としてしまっている。
実は「正確に読み取るためのトレーニング」が学校教育を通じてなされていない(指導法が成立していない)
というご指摘をされていました。
まさにその通りだと思います。
これまで、繰り返し
「しっかり読め」「ちゃんと読め」
と言ってきた自分の指導は、的外れなものであったのではないか。
そのように反省する契機となりました。
日々のトレーニングが必要
では、どのように
「設問を正しく読み取る力」
をつけていけばいいか。
「シン読解力」の中には、いくつかのトレーニング方法が掲載されていました。
ただ、正直これは、
「塾でできるような代物ではないな」
という感じがしました。
「日々の地道なトレーニング」
が必要とされているのですが、それを塾でやるというのは、かなり難しい。
時間がかかるし、それにともなう費用も負担してもらわなければならない。
果たしてそれをやったところで、採算があうのかどうか。
そう考えると、「現実的には難しい」という判断をせざるをえません。
中には、自治体をあげて「シン読解力」を鍛え、成果をあげているところもあるようでした。
本気で「生徒の読解力」を上げていくためには、
「自治体を巻き込んだ活動」
が必要である。
そのようなことを感じています。
残念ながら自分にはそうした力はなく、もどかしいですが、少なくとも
「今の自分にできる範囲のこと」
はやっていこう。
そう思っています。
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まったく話は変わりますが、私の兄が
に挑戦しています。

興味のある方は、ぜひご協力いただければと思います。
よろしくお願いいたします。