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猿田塾

「読み」「書き」が学問の基礎

2025/10/10

「読み、書き、そろばん」

「読み、書き、そろばん」

昔の人は、うまいことを言ったものだ。

生徒を指導していると、そう感じます。

「読み、書き、そろばん(計算)」

この三要素がきちんと身についている生徒は、伸びやすいです。

逆に、どれか1つにでも課題を抱えていると、成長が鈍化します。

「頑張っているのに伸びない」生徒の共通点

受験生は毎月のように「総合テスト」を受けています。

そこに加えて「模試」も受けます。

否が応でも「結果」にさらされる機会が増えています。

その中で

「頑張っているのに、結果が出ない」

生徒が出てきます。

こうした生徒に共通するのが

「読み」「書き」に課題がある

ということです。

「国語ができないと、すべての教科に影響が出てしまう」

ということが言われています。

まさにそれが顕在化している状況です。

「読み」が下手

受験生に限らず、他の学年でも、今の時期になると「文章題」に取り組むことが増えてきます。

ここで、ハッキリと差がつきます。

文章題が「解ける」生徒と、「解けない」生徒。

色々理由はありますが、わかりやすく「差」を感じるのは、「音読」です。

「この問題がわかりません」

と言う生徒に対して、私はまずその問題を「音読」するようにしています。

「解ける」生徒の場合は、スラスラと設問が読める。

勘のいい生徒だと、設問を音読している途中で、自分で気づいて

「あ、わかったから、後はいいです」

と言って、問題を解き始める。

「『わからない』って言っていたのは、何だったんだよ…」

と思いますが、こうした生徒はちょっとサポートすれば、文章題が解けるようになっていきます。

一方、「解けない」生徒の場合、設問が正確に読めない。

変なところで区切ってみたり、読み間違えたりする。

「これだけ設問の内容がぶつ切れになってしまっているのだから、とても意味なんて把握できていないだろうな…」

ということを感じます。

その後で、設問を短くしてみたり、ポイント部分を何度も読ませてみても、「?」という状態が続く。

結果、「解けない」。

このようになります。

「整理」できていない

また、授業の終わりには

「今日学んだこと」

について、書き出すように指導しているのですが、

「伸びる」生徒は、その日勉強したことについて、「ばーっ」と書き出します。

レベルの高い生徒になると、わかりやすくまとめているので、

「なるほど…」

と、こちらが勉強になるような内容を書いている生徒もいます。

一方、「伸びない」生徒は、箇条書き。

・方程式をやった
・不定詞を学んだ

「項目」をテキストから引っ張り出してきて、それをただ羅列するだけ。

「書き出すことで、その日学んだことを整理する」

という、こちらの意図も把握できていない。

ただ「言われたからやる」という感じ。

当の本人たちにはそうした考えはないのかもしれません。

ただ、「できあがったもの」を見ると、そのように感じられてします。

「書き出させる」ことで、その生徒の思考過程や勉強への姿勢が見えてしまうような感じがします。

「時間がかかる」

「読み」「書き」が学問の基礎である。

この点に異論を持つ人は、ほとんどいないと思います。

問題は、「読み」「書き」を育てるのは

「時間がかかる」

ということです。

「読み」「書き」の力を伸ばすには

「毎日」「継続して」

やることが必要です。

「制限時間」がある受験生が、こうした時間のかかる練習をするのは、「博打」的な要素が出てきてしまいます。

なので、取り組むのが難しい。

結果、成長せずに終わる。

そのような生徒が、毎年のように生み出されている気がします。

「時間」はお金では買えません。

いかに時間に余裕のある、小学生のうちに「読み」「書き」の力を身につけさせていくか。

この部分を克服していくことが、自分に課せられた「使命」のようなものなのかもしれない。

最近、そのように感じています。

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