公教育の危機?
2025/11/11
増える問い合わせ
最近、「小学5年生」の問い合わせが増えています。
この時期は、「小学6年生」の問い合わせが増えるのが通常です。
中学に向けて準備を始める。
そうした6年生が塾を考え始める、というのはなんとなくわかります。
ですが、今年は「5年生」の問い合わせが多い。しかも同じ小学校からの問い合わせが多い。
「なんでだろう?」
と思っていたのですが、保護者面談をしたら、なんとなくその理由がわかりました。
保護者曰く、
「5年生になって先生が変わったら、急に勉強についていけなくなった」
「4年生までは、結構宿題も出ていて、そこまで成績は悪くなかったのだが、5年になったら宿題が少なくなった」
「学校の授業がよくわからないので、子どもが勉強する意欲を失っている」
とのことでした。
実際に成績を見てみると、4年生まではいわゆる「普通」な感じの成績だったのですが、5年生の内容になると、ほとんど身についていない。
試しに「分数の通分」をやらせてみたところ、やり方がわかっていない。
「これは確かに、親が心配になるレベルの落ち込み方だな…」
と、保護者の方の不安を、身にしみて感じることができました。
受験生の不満
一方、受験生の話。
理科の「仕事」の計算がよくわからない、ということだったので、基本的なところから確認しました。
基本的なところからつまづいていたので
「学校の授業でやらなかったの?」
と聞くと
「学校の授業では、内容についてはほとんど教えてもらえない」
「『グループ学習』ということで、生徒同士で話し合っているだけ」
とのことでした。
その後の生徒の言葉が痛烈でした。
「先生は遊んでいないで、ちゃんと教えてほしいです」
他の受験生。この生徒は「英語」の授業に不満を覚えていました。
「3年になって英語の先生が変わったら、よくわからなくなった」
「プリント渡されて、担当になった部分をクラスの前で発表するだけ」
とのことでした。
この生徒の言葉も強烈でした。
「中3になって、学校の英語の授業で学んだことは何もない」
チャンスと言えばチャンスかもしれないが…
こうした話を、この数日で立て続けに聞かされたので
「小中学校の公教育は、大丈夫か?」
と思ってしまいました。
たまたま「悪い話」ばかりを聞かされただけで、多くの先生は、一生懸命授業をされていると思います。
また、我々が学生の頃も、おかしな授業をしている先生というのはいました。
なので、いつの時代も、一定数は「おかしな先生がいる」と思っています。
今は「SNS時代」ということで、悪い噂の拡散力が強いため、どうしても悪い先生の話が強調されてしまう。
そうした傾向があることは、認識したほうがいいように思います。
ただ、その一方で、今の学習指導要領が
「自主性を重んじる」
という方針になったことから、それを隠れ蓑にして、「サボっている」先生も、生徒の話を聞いていると、残念ながらいるような気がします。
塾屋としては、学校の授業がうまくいっていない方が、ビジネスチャンスは広がります。
実際に、先に挙げたように
「学校の授業だけでは不安」
ということで、塾に問い合わせる生徒の数が増えているわけですから。
ただ、一人の日本人として考えると、
「本当に今の公教育のままで大丈夫なのか?」
と、不安になってしまいます。
あと数年で、学習指導要領が見直されます。
現状を踏まえた変更がなされることを、期待しています。
※猿田塾へのお問い合わせはこちら