国語の勉強法
2025/12/8
上げるのが難しい
受験生にとって、一番悩ましい教科は
「国語」
です。
というのも、
「5教科の中で対策するのが最も難しい教科」
になるからです。
国語が得意な生徒は、実はそれほど「国語の勉強」をしている感じはありません。
「なんとなく出来ている」
という認識の生徒が多い。
なので、ある程度国語の実力がある生徒は、「過去問を一通り解く」くらいの対策で、十分対応できてしまいます。
模試で「偏差値55以上」位の成績を取っている生徒は、これに当てはまります。
一方、それよりも成績が下、
「偏差値50前後をウロウロ」
している生徒は、点数を上げるのがかなり難しいと言えます。
実際に、
「1・2年の頃は400点以上取れていたが、3年になって急に点数が伸びなくなった。特に国語の成績が悪い」
という生徒がいるのですが、そうした生徒の対策は厳しいです。
このような生徒の場合、どれだけ問題演習をしても、結果が上昇しない。
むしろ「やったのに点数が下がる」。
こうしたことが起こるので、対応が非常に難しいと感じています。
私の国語対策
私自身は、国語が得意な方でした。
なので、他の教科のように取り立てて
「国語の入試対策」
というようなものはせず、過去問を中心に演習すれば、それで十分対策できました。
ただ、一方で
「日頃から、国語力を高める訓練」
のようなものは、意識的にやっていたと記憶しています。
今振り返ってみると、自分が中学の時に「国語の対策」としてやっていたことは
①漢字練習
②文法の勉強
③語彙を調べる
④習得した漢字、語彙はすぐ使う
⑤読書する
⑥記述問題は「まず考える→模範解答と自分の解答を見比べる→模範解答をそのまま書き写す」
⑦過去問などの問題を解く
になります。
「①漢字練習」に関して、毎日漢字は練習していました。
漢字練習帳の漢字について、「1日40個の熟語」というように、個数を決めてノートに書いていました。
また、練習する時には
「ひらがなを見て、その漢字が書けるか」
ということで、ひたすら「書き」の練習をしていました。
これを3年間続けたので、漢字に関しては、ほぼ間違えませんでした。
「②文法の勉強」は、1・2年のうちは、テスト範囲の文法については、必ずテスト対策として問題を解きました。
当然「ワーク3回」が基本です。
当時は「ワーク」などという気の利いたものはなかったので、自分で問題集を買って(兄のお下がりだったかな)、それをノートにひたすらやっていました。
3年になると、「新研究」的な問題集が配られたので、そこの文法をやったり、過去問の文法をやりました。
1・2年の時は「なんとなく」文法をやっていましたが、3年になってやってみると、文法の理解が深まり、文章理解の役に立ちました。
「③語彙を調べる」は、読書などをしていて知らない言葉が出てきたら、辞書で調べていました。
また、漢字を覚えていくと、その漢字から、その漢字が使われている言葉の意味が何となく推測できるようになります。
例えば
「平均」
という言葉がありますが、これは訓読みにすると「平ら」「均しい(ひとしい)」と読めます。
なので、
「『平均』っていうのは、きっと『平らに均しくする』ってことなんだろうな」
というような感じで、あまり調べなくても意味が理解できるようになりました。
そうやって語彙を増やしていきました。
「④習得した漢字、語彙はすぐ使う」は、当時、「連絡帳」的なものに、毎日日記を書かされていました。
私はこうした強制的な課題が嫌いで、「面倒だな」と思いましたが、
「どうせやるなら、ちょっとでも自分の力になるようにやるか」
と思い、
「覚えた漢字や語彙を使って書く」
ということを意識していました。
ちなみに、中3の時のマイブームだった言葉は「克己心」です。
この言葉を好んで書いていた記憶があります。
「⑤読書する」は、これはそのままです。
中学時代は「赤川次郎」の作品にハマっていたので、図書館で借りたり、自分で買ってひたすら読んでいました。
ちなみに、出会いの作品は「ひまつぶしの殺人」です。
中学の国語の先生が持っていた文庫本の中で、確か「読書感想文の課題図書を見つける」という中で
「好きなの持っていって読んでいいぞ」
と言われたため、たまたま手にしたところ、ハマった記憶があります。
「⑥記述問題は「まず考える→模範解答と自分の解答を見比べる→模範解答をそのまま書き写す」」について。
これが一番「入試対策」っぽい内容だと思いますが、国語で唯一困ったのが「記述問題」でした。
他の問題は、解説を読めば何となく理解できました。
が、記述だけは
「何を書けばいいかがわからない」
ということで、特に中3になってからはどうしようかと思いました。
ですが、
「模範解答のように書けるようになればいいのだから、それを真似しよう」
ということで、ひたすら真似をすることに決めました。
また、その際に
「ただ書き写しても意味がないから、『まずは自分なりの解答を作る』」
ことを意識し、解いた後は必ず「自分の解答」と「模範解答」を照らし合わせることをやりました。
それを繰り返していくうちに
「こうした聞かれ方をした場合には、このように答えればいいんだな」
という、記述の「コツ」のようなものをつかんでいった記憶があります。
「⑦過去問などの問題を解く」については、これは多くの生徒がやっていると思うので、そのままです。
ただ、
「どのように考えればよかったか」
という解答の解説はしっかり読み込みました。
生徒を指導していると、ここができていない子が非常に多いので、
「そりゃ、解けるようにならんだろ」
と思ってしまいます。
「苦手」という割に
このような感じで中学時代やっていたのですが、自分の中では「①~⑤」については、「勉強」というよりも「習慣」という感じでした。
なので、
「国語の特別な勉強は、あまりしていない」
という感覚になります。
ただ、その一方で
「国語が苦手だ」
「どうすればいいか」
と言っている生徒を見ていると、
「『苦手』という割には、全然対策しているように見えないんだけど」
という気がしています。
特に「①漢字練習」などは、やる気になれば誰でもできるはずです。
でも、やらない。
このような状態で、
「国語を何とかしたいのですが、どうすればいいでしょうか?」
と言われても、「なんだかなぁ…」と思ってしまいます。
「国語」という教科は、
「ちょっと問題を解けばなんとかなる」
というような性質のものではない気がします。
むしろ
「日々の積み重ねの中で、気がついたらできるようになっていた」
というもののような気がします。
このあたりは「本人の意識」というものが多分に影響します。
「外から教えれば、なんとかなる」という類のものではありません。
だから、
「国語の成績を上げるのは難しい」
のだと思っています。
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