令和8年度長野県公立高校入試感想(数学)
2026/3/11
昨日行われた
「令和8年度長野県公立高校入試」
の問題を解いて、感想を述べようと思います。
今日は「数学」です。
昨年並~やや難しい
まず、全体を通しての印象ですが、
「問2で差がつく」
という印象でした。
特に問2Ⅱは、「文字を使った証明」でしたが、ここは苦手にする子が多いです。
また、計算するのが結構面倒だったので、ミスも起きやすいところです。
ここで時間を使いすぎたり、焦ってしまった生徒は、その後の問題にも影響があったように思います。
なので、数学に関しては
「問2の出来で、差がつく」
という気がします。
昨年の平均点は「58.45点」でした。
問2以外は、標準的な難易度だと思いますので、今年の平均点はやや下がって
「55点前後」
くらいになるのではないか、と予想しています。
以下、大問ごとの感想です。
問1は易しいが…
問1は全体的に解きやすい問題です。
蟻ヶ崎以上を目指す生徒であれば、全問正解したい内容です。
差がつきそうな問題は
(5)(6)(7)(8)(12)
だと思います。
(5)はxとyの配置が逆になっているので、しっかり見ないで間違えた生徒がいるような気がします。
(6)の因数分解を使った二次方程式は、結構苦手にする子が多いです。
生徒に散々聞かれて何度も教えた記憶があるので、解き方がわからなかった人もいるような気がします。
問2は「Ⅱ」がカギ
問2は、Ⅰ~Ⅲに分かれていました。
Ⅰは相対度数を使った問題でした。
(1)は「平均値」についての考え方を問う問題でした。
生徒たちには
「小学校の平均の出し方と、中学の平均の出し方は、何が違うか?」
という説明をしているのですが、それがそのまま出題されました。
きちんとこちらの話を聞いていれば解けたと思いますが、2年前のことだから、果たしてどれだけ覚えていたか…。
(2)は、「最頻値」の理解が正確にできていないとひっかかる気がします。
Ⅱは文字を使った証明問題でした。
今年はここで差がつくような気がします。
「最近、長野県の入試問題では『文字を使った証明』を好んで出しているから、気をつけておけよ」
とアドバイスしていたのですが、やっぱり出ました。
正直、
「もう少し練習させておけばよかったかな…」
という後悔がありますが、生徒たちは大丈夫だったか、心配です。
慣れていれば普通の問題ですが、慣れていないと計算がややこしいので、ちょっとキツイ気がします。
Ⅲは空間図形の問題でした。
ここは(1)(2)ともによく出るタイプの問題なので、解けたのではないかと思います。
問3は解きやすい
問3はⅠが一次関数の速さの問題、Ⅱが二次関数の動点の問題でした。
Ⅰはややひねった感じはありますが、Ⅱはオーソドックスな問題だと思います。
全体的には解きやすい印象です。
Ⅰについては、慣れている生徒であれば、それほど苦にならない内容だと思います。
(3)①が、問題内容をきちんと把握していないと間違えそうなので、ここで差がつくように思います。
Ⅱについては、二次関数の動点の問題でしたが、こちらも
「最近出てないから、気をつけておけよ」
と伝えていた問題でした。
こちらも、「もう少し練習させておけばよかったかな…」という気がしています。
内容は標準的な動点の問題だと思います。
が、苦手にする子が多い分野なので、ここで点数を落としている子が多い気がします。
問4はⅠが勝負
問4は平面図形の問題でした。
ⅠとⅡがありますが、Ⅱは全体的に難易度がやや高めなので、Ⅰで確実に得点したいところです。
Ⅰについては、全体的に解きやすい印象です。
証明も簡単ですが、「対頂角」が目に入るので、それを無理に使おうとすると、泥沼にハマるかもしれません。
Ⅱについては、(1)が解ければ十分かな、と思います。
今後の対策
今年の問題は、全体的に解きやすい問題でした。
ただ、
「50分で全てを解き終えるには、ちょっと量が多いかな」
という気がします。
なので、
「取ける問題を、確実に取る」
ことが出来た受験生の結果が、よくなるように感じます。
先にも触れましたが、
「問2のⅡ」
で、時間をかけすぎていないかどうか。
ここが分かれ道になったような気がします。
長野県の数学は
「極端な難問はなく標準的な内容だが、50分以内に解き終わるのが難しい」
問題と言われています。
今年は正に、そのような問題でした。
基礎的な実力をつけることで、得点力を高めることがまず重要です。
その上で
「いかに時間内に、自分の解ける問題を、確実に解くか」
という「事務処理能力」を磨いていく。
これが、重要だと思います。
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