オシム語録

高校時代、サッカーをやっていたこともあり、
また、小１から阪神タイガースのファンでもあるので、
スポーツを見るのが好きです。
最近は「山雅」戦以外はほとんど見なくなりましたが。
本を買う時に、スポーツ関連の本も探すのですが、
野球であれば野村克也監督、
サッカーであればオシム監督、
の本を好んで買います。
両氏とも、スポーツを通して語られる
「人間洞察」が鋭く、深いです。
最近読んだ本、
オシム語録 人を導く126の教え

の中の一節。
「わかるか。常に自分で限界を作って
　しまっているということを。」
子供達を指導していると、この言葉を思い出します。
頑張れば、できるようになると思われる子でも、
「無理です」
「できません」
「苦手です」
という、後ろ向きの言葉とともに、努力しようとしません。
苦手から目を背けるのは簡単です。
しかし、簡単な方に流されてばかりの人生なんて
面白くないのに、と思います。
「若いんだから、失敗を恐れず、ガンガンいけ」
と思うのですが、全体的に自分でブレーキをかけてしまっている
子が多い気がします。
それは「自信のなさ」が原因のように感じます。
自戒を込めて言えば、
大人は子供達の「できない」部分ばかりに
注目しがちです。
「なぜ○○ができない？」
「○○をできるようにしよう」
できない部分ばかりに注目するあまり、
子供達から「自信」を奪ってしまっているのかもしれないな、
と思う時があります。
のべつ幕なし褒めまくるのは嫌いですが、
できないところばかり指摘するのもよくないな、
と思います。
小さな変化であっても、
生徒が努力し、成果が上がった瞬間を見逃さず褒める。
その積み重ねが子供の「自信」につながるのだろうと思います。
簡単なようですが、これがすごく難しい。
子供の勉強同様、結局は「毎日の積み重ね」なんだな、
と思います。
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