睡眠の重要性
2018/6/19
先日生徒と話していると、
「何時に寝ればいいのかわからない」
という質問を受けました。
話を聞くと、
「学校の宿題が終わらないので、
寝る時間が遅くなってしまう」
とのことでした。
宿題をきちんと終わらせようとする
その姿勢は素晴らしいです。
ですが、睡眠時間を削ってまでやるのは、
あまり感心しません。
睡眠をしっかりと取らないと、
様々な面で悪影響が出てきます。
まず「日中の活動時間の集中力の低下」です。
しっかりと寝ておかないと、学校の授業、部活に
集中して臨めません。
同じことをしていても集中力が低い状態で
やっていては効率が上がりません。
次に「記憶の定着が悪い」ということです。
生徒には「徹夜しての一夜漬けは絶対にするな」
と伝えています。
記憶の定着には「睡眠」が必須です。
記憶のメカニズムとして、昼間覚えたことが、
夜寝ている間に定着する、と言われています。
もししっかりと寝ないと、せっかく覚えたことが
定着せずに忘れてしまいます。
ですから先程の生徒の質問に対して、私は
「まずは学校の宿題を優先させる。
塾の宿題に関しては、寝る時間を削ってまで
やらなくていい。睡眠時間7時間は確保するように」
と、このように答えました。
学校の宿題が多すぎるのか、生徒の効率が悪くて
時間がかかるのかはまだわからないので、
その点は今後指導しようと思っています。
睡眠を削るくらいだったら、宿題は控える。
もしかしたら塾の講師としては間違っている
のかもしれませんが、そのくらい睡眠は大事です。
ただこれは、「真面目な」生徒に対しての話です。
もちろんサボっている生徒に関しては容赦なく
やってきてもらいます。
何となく「睡眠を削って勉強する」というのがかっこいい、
という風潮がありますが、学習効率という面から見ると
全く無意味です。
しっかりと睡眠時間を確保してほしいと思います。