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未来の教室

2019/3/25

昨日大阪で行われたセミナーに参加しました。

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タイトルは「未来の教室」です。
経済産業省の方がお見えになる、
ということで教育行政の最前線の話を
聞いてきました。
また、最先端の教材についての案内(宣伝)も
合わせて聞いてきました。
色々と刺激的な内容で、
「大阪まで足を運んで良かったな」
と思いましたが、同時に
「これから先、どのようにして生徒達を
 指導していくべきか」
というところを改めて考えていかなければ
ならないと思いました。
まず講演会を聞いていて
一番印象に残ったのがこちら。
「2021年度以降の中学の英語の授業は、
 英語で行うことが基本となる」

これまでの英語教育では
「学校で散々勉強したのに、英語が話せない」
という批判がありました。
そこで、これまでの「読む」「書く」中心の内容から
「聞く」「話す」を加えた4技能を評価に盛り込むことで、
実践的な英語力を身につけさせるのが狙いです。
ということなのですが、
個人的に、この方針には「?」です。
私の予想では、
「2021年以降は英語塾がもうかる」
という状況になると思っています。
というのも、まず
中学校の英語の先生で、
英語の授業を英語によって
成立させることができる
先生はほとんどいないと思うからです。
そうなると、おそらく
「英語が話せる」外国人の先生に
英語の授業を任せることになると思います。
ただ、英語を話せる外国人の先生でも、
日本人に、学問としての「英語」を
教えられる人が
どれだけいるかはわかりません。
そもそも、
英語をまともに聞き取れない子供たちに
英語で授業を行っても全く理解できない
と思います。
そうすると、学校の英語の授業が
「『英語』が授業中に飛び交っているものの、
 身につくものが少ない」
ものとなると予想しています。
その結果、親が心配して、
英語の塾に通わせるようになる。
このような流れになると思います。
実は、このお話をされたのは
「幼児英語教育を始めませんか?」
という宣伝をするために来ていた、
ある大手の英語教育会社の担当者の方でした。
確かに話を聞いていると
「2020年度以降の英語教育にあわせた
 指導をしていかないと、『英語』は
 教えられなくなる」
という印象を持ちました。
ただ、
「『おそらく失敗する』と自分が感じている教育を、
 『流行だから』といって行うことはいいことなのだろうか?」
という疑問がどうしても頭から消えません。
おそらく自分が英語を教える場合は、
今までどおり
・単語や文法を「覚える」
・基本文を「覚える」
・読解分を「読ませる」
・英文を「書かせる」
という、いわば「古典的な」指導に
なると思います。
日本人にとって、それが一番
「英語を学ぶのに効率がいい」
と思っているからです。
「時代の流れに逆らって
 いくことになるんだろうな…」
と思っていますが、
自分で確信が持てないことを
生徒に教えることはできません。
「もし時代にあわないようであれば、
 英語は教えないようにしよう!」
そう割り切って考えています。
他にも研修の感想があるので、
次回に続く。

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