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変わる高校入試1

2019/4/1

2022年の入試から、
入試制度が変わるようです。
詳細はこちら
まとめると、
①前期選抜でも5教科の試験が課される
②後期選抜では、
 これまでの「内申+テスト点」の一律の選抜方法に加えて、
 各高校でその比率を変えた選抜方法が取れる
以上になるかと思います。
①に関して、
これまで前期選抜は「テスト」がなく、
「内申+面接」で合否が決まる
高校がほとんどでした。
そこに新たにテストを導入したということは、
おそらく前期選抜で入った生徒と
後期選抜で入った生徒との学力格差が大きく、
高校での指導に影響があったからではないか
と推測できます。
前期でもテストを実施することで
後期との学力差を解消するのが狙いだと思いますが、
個人的にはこの試みだとあまり効果が出ないのでは、
と予想しています。
なぜなら、前期と後期の生徒との学力差は
「試験日」の違いによって生じると
考えているからです。
前期選抜は2月、後期選抜は3月
に実施されますので、
後期選抜の子と比べると、
約1ヶ月勉強しない期間が生じます。
この差が学力差を生み出していると
考えているからです。
前期でテストを実施したとしても、
この「1ヶ月」の差を埋めることはできないので、
結果は変わらないのではないのかな、
と思います。
だったら前期選抜をなくして
後期選抜1本にした方がいいのにな…、
と個人的には思います。
前期選抜用のテストを作るのは大変ですし、
そもそも「テスト範囲」はどうするのか?
2月の前半だと、全範囲が終わっていない
中学も存在しているのが現状です。
もし「全範囲」にしてしまうと、
各中学の「進度の差」によって
合否が決まってしまう恐れがあります。
かといって「範囲指定」にすると、
後期選抜との違いが出てしまうので、
それが平等と言えるのか、という問題や
「前期で受かるため、中3の後半は捨てて
 確実に範囲となる分野の勉強に集中する」
といった戦略も出てくるため、
塾業界が儲けるために必要以上に煽るかも、
という問題も出てきます。
儲かる機会が増える、という点から言えば、
ありがたいのかもしれませんが…。
前期でもテストをした方が、
子供達は今までよりは勉強すると思いますが、
それが問題解決につながるかは
ちょっと疑問だな、と思っています。
次回に続く。

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