徹夜は控えた方がいい
2020/8/27
今日で通っている生徒の、
1回目の総合テストが終わりました。
夏休みが短かったこともあり、
準備期間が例年よりも短い中、
よく頑張ったと思います。
その中で、気になったのは
「遅くまで勉強していて、睡眠時間が短かった」
生徒がいたことです。
寝る時間を削って勉強をする。
確かに頑張っているように見えますが、
学習効率を考えると、よくないので
止めたほうがいいと思います。
我々が受験生の頃は
「睡眠時間を削って勉強するのはかっこいい」
というような風潮がありました。
実際に自分も遅くまで勉強していたことがあります。
もしかしたら、今もそういう風潮が残っている
のかもしれません。
ですが、科学的に言っても、経験則で言っても、
睡眠時間を削っての勉強は「よくない」
と今では思っています。
「睡眠時間を削って勉強する」という考え方は、
もはや一昔前の古い考え方のように感じています。
もし自分が、
受験生時代の自分にアドバイスするとしたら、
真っ先に「睡眠時間を削るのは止めろ」
と言います。
当時から何となく感じてはいました。
徹夜して勉強しても、
その時間は思ったよりも集中できていませんでした。
机には向かっていても、なにか別のことを
ぼんやりと考えてしまっていて、
問題に集中できていなかったと思います。
また、1日2日であれば徹夜に耐えられますが、
それが1週間、2週間と続けるとなるとなかなか厳しく、
継続できていなかったように思います。
さらに、徹夜明けの次の日の
日中の集中力が下がり、昼寝をしてしまい、
結局1日ムダになってしまう、
というようになっていたと思います。
「睡眠時間を削る前に、起きている間の
ムダな時間をまず削る」
「睡眠時間は最低でも6時間はキープする」
「短期的に頑張るのではなく、長期的に続けられる
ペースを確立する」
受験生時代の自分にこれができていたら、
もっと良かったのにな~、と思っているので、
今の生徒たちにアドバイスするようにしています。