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深志に受かった子の話④

2020/10/21

4回目の総合テストでようやく結果が出ました。
冬期講習前の三者面談の時には
「このまま気を抜かず、最後まで頑張ろう!」
という話をしました。
学校の面談でも「深志を受験する」という形で
話を進めていきました。
前回でも述べたように、
私の中では4回目の総合テスト以降は
気持ちが揺らぐことはありませんでした。
ですが、生徒や保護者はまだ不安が
あったようです。
年が明けて、
5回目の総合テストも400点以上、
1月の最後のなが模試も偏差値68と
調子は上向きでした。
そんな時に、生徒から
「小学校の時にお世話になった先生に相談したら、
『この成績だと高校で苦労すると思うから下げたほうがいい』
と言われた…」
という話を聞きました。
どうやら色々な人に相談したようで、
小学校の時にお世話になっていた先生が、
中学の先生になっていて、その先生に相談したら、
そのように言われた、とのこと。
保護者からも同様の電話があり、
「大丈夫でしょうか…」
「やっぱり下げた方がいいのではないでしょうか…」
とのことでした。
そこで私は
「本人が『やっぱり下げる』というのであれば
下げた方がいいと思います。そうでなければ、
高校に進学するのは本人なので、
最後は本人の意思を尊重したほうがいいと思います。」
保護者の方にはそう話し、
本人の意思も確認しました。
すると、
「やっぱり深志受けたいです。」
とのことだったので、
「よし。じゃあ最後までがんばれ!」
という話をしました。
それでも少し不安が残っているようだったので、
2月の信学会の模試を受けてもらい、
その結果を見て最終判断をすることにしました。
結果は「C判定」でした。
ただ、「どうせC判定だろう」と思っていたので、
判定は気にせず、深志希望の生徒の順位だけを
確認しました。
半分より下の順位でしたが、
定員の枠には入れる位置でした。
「なが模試の結果もあるし、これなら大丈夫だろう」
そう判断し、そのまま受験することになりました。
つづく
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