読書の効果は10年後
2021/3/5
「読書をするといい」
よく言われることです。
実際に自分も生徒には
読書を勧めています。
新しく問い合わせをいただいた時も、
生徒の「読書習慣」を
確認するようにしています。
読書習慣のある生徒の場合は
「伸びる可能性がある」
と判断します。
逆に読書習慣のない生徒については
仮にその時点である程度の成績であっても
「後半伸び悩むかな…」
と思います。
子どもにおいては「読書習慣」が
「学力」に影響します。
大人においては「読書習慣」が
「人間力」に影響するように思います。
私には「この人、すごいな~」と思う人が
何人かいるのですが、
その方々はほぼ全員「読書家」です。
会話の中で
「〇〇という本では…」
「この本によると…」
といった形で、本の内容を
紹介されることが多いです。
また、ご自身が本を出版されている、
ということもあります。
で、読書の効果についてですが、
ある方が「読書の効果は10年後に出てくる」
ということをおっしゃっていました。
10年後…。
随分先の長い話だと思います。
ですが、最近ふと自分自身を振り返ってみる
機会がありました。
その時に
「確かに10年前に読んでいた本の内容が
今湧いて出てきている」
そのような感じを受けることがありました。
10年前に読んだ本なので内容は忘れていた。
だけど、「自分の考え方」「行動指針」を
考えてみると、実は10年前に読んだ本の
影響を大きく受けている。
地下水がゆっくりと時間をかけて
地表に出てきているような
そんな感覚を覚えることがありました。
「日本人は社会人になるとほとんど
読書をしなくなる」
というデータがあるそうです。
実際に首都圏にいた時、
電車に乗って、他の人が何をしているのか
観察をしたことがあります。
ほぼ全員がスマホの画面とにらめっこ。
新聞を読んでいた人が数名。
本を読んでいた人は1名だったという
ことがありました。
最近の日本に活力がないと言われているのは
この「読書習慣の欠如」が
大きな原因なのかもしれません。
即効性はないのかもしれません。
ですが、「読書」によって
人は大きく成長することができる、
ということを身を持って実感しています。
「お子様の見本になる」という意味でも、
保護者の方にはぜひ読書をして
いただきたいと思います。
※ちなみに、私が最近塾の保護者の方に
オススメした本はこちら
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