令和3年度長野県公立高校入試感想(社会)
2021/3/15
2021年3月9日に行われました
「令和3年度長野県高校入試後期選抜」
の問題を解いてみての感想をまとめています。
今日は「社会」です。
全体を通しての感想は
「昨年同様、簡単」
「記述は難しくない」
「公民の量が少ない」
という印象でした。
大問別に見ていくと、
問1は地理の出題でした。
Ⅰが日本地理、Ⅱが世界地理でした。
日本地理については
「米と小麦」をテーマにした内容でした。
記述や資料問題もありましたが、
基本的な内容だったと思います。
その中で、
(2)②の問題のさばき方が
1つポイントになるかと思います。
真面目な生徒はゴリゴリと
計算したと思いますが、
ここは「概数」を使って
計算すると簡単に出ます。
こうしたところで無駄な時間を
使わないようにできた生徒は、
最後の記述問題で時間を
かけることができたと思います。
ちなみに、「概数」も小学校の算数です。
やっぱり小学校の算数は大事ですね。
世界地理は「キャッサバ」を
テーマにした問題でした。
(3)の記述がやや書きにくい内容でしたが、
全体的には簡単だったと思います。
問2は歴史の出題でした。
「お茶」をテーマにした内容でした。
(2)③と(4)②がやや難しいと思いますが、
それ以外は基本的な内容だったので、
全体的に解きやすかったのではないか
と思います。
ちなみに、「三角貿易」の話が
出題されていました。
これは、生徒との会話の中で、
「アヘン戦争」の話題になり、
「いかにイギリスがズルいことを
していたか」
という話をする中で説明したので、
ちゃんと話を聞いていた生徒は
解けたのではないかと思います。
問3は公民の出題でした。
公民は出題範囲が限定されていたので
出題数も少なかったように思います。
最後の問題は記述でしたが、
それほど難しくなかったと思います。
難易度ですが、
昨年と同じくらいかな、と思います。
昨年はかなり簡単だったのですが、
あまり変わっていない印象です。
ただ、昨年よりもちょっと解きにくい
問題もあった気がするので、
微妙に平均点は下がるかもしれません
(65点くらいかな、と)。
対策としては
①基礎知識の習得
②資料、記述の問題に慣れておく
です。
記述や資料を使った問題が増えていますが、
それも結局「基礎知識」が基盤となっています。
どれだけ「基礎知識」を徹底して身につけたか
どうかで大きく差がつくように思います。
また、上位校を目指す生徒においては、
今後もこのくらいの難易度が続く場合、
「基礎知識の習得」は最低条件です。
そこから「記述問題」「資料問題」を
練習することで、差をつけるように
していくことが大事だと思います。
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