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令和3年度長野県公立高校入試感想(理科)

2021/3/12

2021年3月9日に行われました
「令和3年度長野県高校入試後期選抜」
の問題を解いてみての感想をまとめています。
今日は「理科」です。
まず、全体を解いた感想としては
「難易度は昨年並み」
「記述が減った印象」
「計算はそれほど難しくない」
という感じでした。
大問別に見ていくと、
問1は生物分野でした。
Ⅰが消化、Ⅱが遺伝でした。
遺伝の問題で、
「問題文をしっかり読まないと
ひっかかってしまうかな」
という部分はありましたが、
難易度としては標準的な内容だと
思います。
問2は化学分野でした。
Ⅰは酸化銅を使った問題、
Ⅱは物質の性質の問題でした。
酸化銅の問題は全体的に
基本的な内容だと思います。
物質の性質のところは
やや手薄になりやすいところですが、
落ち着いて解けばそれほど難しく
なかったかな、という気がします。
ただⅡ(3)は難しいと思います。
問3は地学分野でした。
Ⅰが火山や地層の問題、
Ⅱが天気の問題でした。
天気の問題の方が解きやすい
ように思います。
火山、地層のところは苦手に
する生徒が多いので、
問題の内容自体はそれほど
難しくないと思いますが、
苦戦した生徒が多かったのでは
ないかと思います。
ただI(1)の問題は簡単すぎたので
「罠か?」と警戒してしまいました。
問4は物理分野でした。
Iが電気、Ⅱが音の問題でした。
音の問題については
Ⅱ(2)でひっかからなければ
全部解けると思います。
電気の問題もそれほど難しくないと
思いますが、(4)(5)あたりで
間違えた人もいるかな、という感じです。
なお、中3の内容については、
「天体」「運動・仕事」といった
中3の後半に習うところは
出題されませんでした。
元々出題範囲が狭められていましたが、
それよりもさらに狭められた中での
出題だったかな、という印象です。
難易度ですが、
昨年と比べると記述が減った分、
解きやすかったかな、という印象ですが、
そこまで大きく難易度が変わった感じは
しないので、昨年並みだと思います。
対策としては
①一通り範囲を確認しておく
②基礎知識・公式をきちんと覚える
③テスト(模試)の解き直しをしっかりする
です。
長野県の理科は、全範囲から
バランスよく出題されると言われています。
今年はコロナの影響もあって、
多少中3内容の出題が少なかった印象ですが、
物質の性質のところなど、
普段手薄になりやすいところが
今年は出題されました。
すべての分野をきちんと勉強しておく
ことが大事です。
また、昨年から理科の問題はかなり
解きやすくなっています。
しっかりと基本内容を理解していた生徒には
解きやすい問題だったのではないかと思います。
まずは「基礎知識・公式」をしっかりと
覚えることが大事です。
そして、理科についても数学同様に
学校のテスト(予想問題)からの
出題があったと思います。
「対立形質」という解答がありましたが、
これは生徒のテスト(模試)を
チェックしていた時に、
多くの生徒が間違えていた問題だったので、
よく覚えています。
きちんと解き直しをしていた生徒は
本番では書けたと思います。
こうした地道な取り組みが、
最終的に本番でいきてきます。
特に中2以下の生徒は「テスト直し」を
きちんと行う習慣をつけてほしいと思います。
ぜひご覧ください。

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