潮騒

三島由紀夫の「潮騒」を読みました。

「生徒によさそうな、国語の問題集はないかな？」と探していると、とある問題集に、この小説が掲載されてしました。

問題では、小説の一部分が切り取られていたのですが、続きが気になってしまい、本屋で即購入しました。

そんなに厚い本ではなかったので、久しぶりに没頭して読み切ってしまいました。おかげで今日は、やや寝不足です。

三島由紀夫といえば、正直学生時代に読んだ「金閣寺」くらいしか知りませんでした。なので、「こんな純愛小説も書いていたんだな～」と、今更ながら知ることとなりました。

普段はビジネス書が中心で、どうしても「お金」にまつわる話が多くなりがちです。なので、ドロドロとした大人の話にまみれがちですが、久しぶりに清々しい読後感を味わいました。

最近はたまに小説を読んでいるのですが、ほとんどが「生徒のテストや問題集に載っていた」ものです。

テストだと、一部分しか載っていないので、「続きが知りたい！」となって、購入し、読む、という感じです。これは役得というのでしょうか…。

正直生徒たちにはそこまでの情熱はなさそうで、問題解いたら「ハイ終わり」という感じですが、それを見ている自分の方が、小説にハマっていくという…。

おそらく問題作成している先生と同じ年代なので、きっと感性があうのかな。そんな風に思っています。

「その火を飛び越して来い。」
情熱的な、いいセリフです。子供にはちょっと早い気もしますので、高校生以上の方にはおすすめの１冊です。

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