理解が後からついてくる
2021/10/14
現在、安曇野市内の中2数学では「一次関数の利用」をやっています。
ここは中3になると、毎回のようにテストに出題される、超重要単元です。
ですが、理解するのに時間がかかる場所でもあります。
まず、一次関数の基本的な知識が要求されます。基本的な式をさっと求められるくらいの基礎力が必要です。
次に「速さ」「比例」などの、これまでに習ってきた考え方を利用することが要求されます。
また、文章を読んで、「この問題では何が聞かれているのか」を理解する理解力も必要です。
このように、ある意味、数学の「総合的な力」が問われるのが、この「一次関数の利用」です。なので、テストや入試で度々出題されるのだと思います。
なので、「なぜそのようになるのか?」というのが、見えにくい部分でもあります。
先日も、ある生徒が問題を解いていました。悩みながら解いていたので、ノートを見てみると、問題はきちんと解けていました。
「それであっているよ。解けてるよ」
と声をかけたのですが、
「なぜこうやって解くのかが、よくわからないから、あっているのかどうか、自信が持てない」
との回答でした。
ある程度実力のある生徒だと、例題の解き方をマネすることで、答えを導くことができます。
ただ、「なぜそのように解くのか?」という理解ができない。そうしたことはあります。
なので、その生徒には、
「今の段階では、とりあえず問題が解ければいいよ。繰り返し練習していると、後から理解がついてくるから、心配しなくても大丈夫」とアドバイスしました。
理想は「理解して、解ける」です。ですが、難しい問題になると、「何となく解けてしまう」という問題も出てきます。
そのような時は、一旦解けるようにしておいて、何度も繰り返して練習してみる。何度かやっていくうちに、「この計算は、こういう意味だったのか!」と後で気づくことがあります。
なので、難しい単元の場合には、「まず解ける」ような問題もあって、問題ありません。
あとは、何度か繰り返し練習することで、「なぜそうやって解くのか」が理解できる。その「ひらめき」の瞬間を待ってほしいと思います。
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