人を残すは一流
2021/11/15
プロ野球の「クライマックスシリーズ」をぼんやり眺めながら、ふと思いました。
「ヤクルトは高津が監督か~。阪神の矢野といい、楽天の石井といい、ノムさんの教え子の監督率、けっこう高いな」
つい最近では、新庄が日本ハムの新しい監督に就任しました。彼もノムさんの教え子。
そこで「ノムさんの教え子が監督をやっているのは、どのくらいいるんだろう?」と思って調べてみました。
12チーム中6名
2021年の監督で見ると、ノムさんの指導を受けたことがある選手は
・ヤクルト:高津監督
・阪神:矢野監督
・中日:与田監督
・楽天:石井監督
・日本ハム:栗山監督
・西武:辻監督
でした。12チーム中、半分の6チームの監督が「ノムさんの教え子」でした。思った以上に多くてちょっとビックリ。
財を残すは三流
ノムさんの著書の中で、このような言葉が紹介されていました。
財を残すは三流
仕事を残すは二流
人を残すは一流
調べてみると、後藤新平の言葉のようですが、自分の中では、ノムさんの言葉として記憶されています。
今の状況を見ていると、まさにノムさんは「人を残した」一流でした。
残念ながらノムさんは数年前にお亡くなりになりました。ですが、その指導を受けた教え子が、各球団に散り、次の世代に「ノムラの教え」を伝えていく。
「思い」というのは、こうして世代を超えて伝わっていくのかな。そんなことを思いました。
指導者として、経営者として
まだ先の話ではありますが、ふと「自分が歳とって働けなくなったら、塾どうしようかな…」と思うことがあります。
一人でやっている塾です。最初のうちは「働けなくなったら、閉めて終わりだな」と思っていました。
ですが、最近は「自分の事情だけで閉めちゃうということで、本当にいいのだろうか」ということを思うようになりました。
先のことはどうなるのか、まったくわかりません。ただ、もし「必要とする人」がいてくれるのであれば、その人達の期待に応え続ける、という道も考えなければならないのではないか。そんなことを思います。
いずれにしても、私も指導者のはしくれとして、ノムさんのように「人を残す」ような、そんな指導者になりたいな。そう思います。
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