ボランティア活動
2022/10/6
今日は地元安曇野市のボランティア活動に参加しました。
地元を流れる「拾ヶ堰」のお掃除です。
堀金小学校の5・6年生と一緒に、堰の中のゴミを拾いました。
参加した理由
趣味のランニングで、よく拾ヶ堰沿いを走っています。
小さい頃は、学校の先生から「拾ヶ堰のすごさ」を力説されて育ちました。
子供の頃は「ふ~ん…」くらいにしか思っていませんでした。
ですが、この歳になり、当時の先生の年齢に近づくに連れて、「拾ヶ堰」のすごさが感じられるようになりました。
なので、ランニングをすると、ついつい拾ヶ堰に目が向きます。
そうすると、捨てられたゴミが、プカプカ浮いている状況をたくさんの場所で目撃しました。
「昔の人が苦労して引いた水を今の時代の我々が汚すのは、申し訳ないな」
と思っていました。
「何か機会があったら、拾ヶ堰の掃除をしてみたいな」
とぼんやりと思っていたら、今回の「拾ヶ堰クリーン大作戦」の案内を目にしました。
「これも何かの縁なのかな」
と思い、速攻で参加申込しました。
人間、強く願うと、向こうから機会はやってくるようです。
中から見る拾ヶ堰
で、さきほどまで、小学生と一緒に、拾ヶ堰の中のゴミを拾ってきました。
最初は思ったよりもゴミがなかったので、
「そんなに汚れていないのかな?」
と思っていました。
ですが、進んでいくに連れて、次から次へとゴミが。
空き缶は想定の範囲内ですが、「下着類」が出てきた時は、さすがにあせりました(それもたくさん)。
明らかに「誰か」がゴミを放り投げたのでしょう。
子どもたちは無邪気に
「◯ラジャーだ~!」
「◯ンツだ~!」
とはしゃいでいましたが、おじさんの私は、何ともいえない気分になりました。
普段は外から見る拾ヶ堰を中から見ることができたのは、非常にいい体験でした。
ですが、そんな感慨に浸る間もなく、次から次へとゴミが出てきたので、まいりました。
写真を撮ろうと思っていたのですが、そんなことを忘れるくらい、ゴミ拾いに集中していました。
公民館長さんの言葉
ゴミ拾いの前に、小学生の「はじめの会」に参加しました。
その時に、堀金公民館長さんが、子どもたちに話しかける機会がありました。
「自分たちが子供の頃は、泳げるくらいにキレイだった」
「大人がゴミを捨てたので、すっかり汚れてしまった」
「君たちはそういう大人にならないようにしてください」
別に自分がゴミを捨てたわけではないですが、この話を聞いていて、何ともいえない気持ちになりました。
公民館長さんは、こうもおっしゃっていました。
「大人が捨てたゴミを、子どもたちだけに拾わせる訳にはいかない。」
「どうかボランティアに協力できる人を誘って参加して下さい。」
そうだよな。「大人のツケ」を子供たちに払わせるような社会は、ろくなもんじゃないよな。
そのようなことを思いました。
今日は、とてもいい経験をさせていただきました。
また非常に考えさせられました。
来年以降もやるようなので、また参加しようと思います。
※NHKのニュースでも取り上げられていました。
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