間違えた時の対応
2022/10/12
「この生徒は伸びそうだな」
「この生徒は伸びなさそうだな」
というような、生徒の伸び具合を判断することの1つに、
「間違えた時の対応の仕方」
があります。
伸びない生徒の場合
伸びない生徒の場合、間違えた時の対応は「そっけない」です。
解答を見て、○✕をつけておしまい。
こうした生徒が多いです。
これでは、どれだけ問題を解いても成長しません。
まず、間違えた時に、
「自分がどこを間違えたのか」
をきちんと把握することができていません。
これだと、自分がどのように間違える傾向があるのか、を認識することが出来ません。
次に
「どのように解けばよかったのか」
を確認できていません。
なので、後で同じような問題が出てきた時に、また同じように間違える。
「自分のできていない部分を認識し、改善する」
という努力ができていない、と言えます。
なので、何度問題を解いても間違えることになります。
伸びる生徒の場合
一方、伸びる生徒はその逆です。
まず、解答を見て、
「自分の解答のどの部分がまずかったのか」
を確認し、直します。
次に、
「どのように解けばよかったのか」
をきちんと読み込み、理解します。
この時点で、解説を読んでもよくわからないところについては質問してきます。
そのように、
「自分のどこが出来ていないかをきちんと把握し、次にどのようにすればいいのかを確認する」
ことができています。
これを繰り返していくことができるので、前にできなかったことができるようになる。
結果、成績も上がっていく。
そういうことなのだと思います。
間違えた時ほど、成長のチャンス
中でも、
「自分の間違えに対して、謙虚に受け入れ、修正することができる」
生徒は、大きく成長することができます。
間違えた時に、ふてくされてしまったり、言い訳をしてしまう生徒がいます。
ある程度実力のある生徒に多いです。
ですが、こうした態度を取ってしまうと、自分の成長の機会を逃してしまうように思います。
「間違える」ことに対して、「くやしい」と思うことはいいことです。
ですが、「くやしい」と思って、そこから言い訳を考えるのではなく、正面からその間違えを受け止め、分析し、修正する。
そのように、正面から自分の弱さと向き合える人間が、成長することができる。
そう思っています。
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