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英文読解は「時間」を意識する

2022/10/27

2年生までは英語が得意だった生徒が、中3の総合テストになって、点数が伸び悩むケースがあります。

その場合、「長文読解」のやり方に問題があるのかもしれません。

英語の入試時間は実質「40分」

公立高校入試の英語では「リスニング」が出題されます。

長野県の場合、およそ10分くらいがリスニングの時間です。

試験時間は全部で50分ですので、リスニングを除く約40分で、記述の問題を解く必要があります。

40分で記述の問題を終わらせるには、時間的に「ギリギリ」です。

実際に「40分」で、リスニング以外の過去問を解いてみて下さい。

おそらくほとんどの生徒が、時間内に終わることはないと思います。

1・2年の頃の英語の定期テストは、得意な生徒にとっては簡単な内容だと思います。

そのため、時間的にも余裕があり、落ち着いて取り組む時間があったと思います。

ですが、3年の総合テストとなると、読む分量が一気に増えます。

難易度も上がるため、1・2年のペースで解いていたら、おそらく「時間切れ」となってしまうでしょう。

なので、英語の問題を解く時には「時間を意識する」ことが重要になってきます。

まず「設問」を読む

私は、毎年入試直後に、その年の問題を一通り解いています。

5教科解くのは、結構骨が折れます。

他のこともやらなくてはならないので、限られた時間の中で解く必要があります。

なので、英語に関しては「いかに速く終わらせるか」を意識して解いています。

そんな私の英語の長文問題の解き方は、このような感じです。

①まず設問から読む

②長文本文を読む

③長文は答えが出せるところまで読み進めたら、そこで答えを出してしまう

④設問内容がすべて答えられたら、最後まで長文は読まずに次の設問へ進める

このような流れです。

ポイントは

「まず設問を読んでしまう」

というところです。

設問を読むことで

「この長文では、こういうことが話題になるんだろうな」

と、大まかな内容をつかむことができます。

また、選択肢を読むと、

「これは明らかに違いそうだな」

という選択肢があります。

一方で

「これが答えっぽいな」

という選択肢もあります。

このように、設問を読むことで、長文を読む前から

「ある程度の予測」

を立てることができます。

この状態にしてから、長文を読み始めます。

長文は最後まで読む必要はない

読んでいく中で、

「あ、設問の答えがあった」

ということで、答えが見つかります。

答えが見つかったら、すぐにその設問は答えてしまいます。

このようにして、

「設問に答えつつ、長文を読み進める」

ようにしています。

そのように進めていくと、最後まで長文を読まなくても、設問全部に答えられる場合があります。

その場合には、残りの部分は読まずに、次の大問へと進めてしまいます。

色々試してみる

英語が得意な生徒は

「コツコツと真面目に取り組む」

タイプの生徒が多いと思います。

なので、生真面目に、長文を「最初から最後まで」全部読んだ上で、設問に答えている。

そのように解いている気がします。

ですが、それだとおそらく時間切れになります。

総合テストになって点数が伸び悩んでいるのは、

「時間が足りなくて、あわてて読むため、きちんと内容を把握できていない状態で解答をしている」

のが原因だと思われます。

英語の入試問題の場合、

「いかに制限時間内に、効率よく答えを導くか」

という部分も重要になってきます。

私の解き方はあくまでも一例ですが、普段の練習の中で、自分にあった解き方を、色々と試してみて下さい。

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