受験生が、今やるべきこと
2023/1/19
私立高校の入試が始まっています。
後期選抜まで、残り50日を切りました。
刻一刻と、今年度の入試も終わりを迎えようとしています。
このような「直前期」になると、
「どのように勉強すればいいか」
と、迷うところだと思います。
そこで、
「受験生が、今やるべきこと」
についてお話ししようと思います。
やってはいけないこと
その前に、まず
「やってはいけないこと」
を述べます。
というのも、多くの生徒が、この「やってはいけないこと」にはまってしまうからです。
まずは
「新しい問題集を解き始める」
です。
この時期から新しいことをやるのは、危険です。
不安になると、ついつい「新しいこと」に手を伸ばしてしまいがちです。
ですが、今から「新しいこと」を始めても、入試までに身につけるまでの時間がありません。
「新しいこと」をやりたくなる気持ちはわかりますが、そこはグッとこらえてほしいと思います。
次に
「難しい問題ばかりやる」
です。
具体的には
・英語の長文
・数学の証明、関数
・理科の計算
・社会の記述
などです。
基本的な力がないのに、こうした問題をどれだけやっても身につきません。
厄介なのは、こうした問題をやった方が
「勉強をやった感」
が出てしまうことです。
対外的にも「証明解いた」「長文読んだ」と言えば、「勉強やったか?」と心配する親に対して大義名分が立ちます。
ですが、実際には
「ただ問題を眺めただけ」
で終わることがほとんどです。
時間をかけて、何も身につかない。
直前期に、そのようなことをすべきではありません。
なお、「松本深志高校」を受験予定の生徒は、この限りではありません。
深志を受験する生徒は、基礎的な力は一通り身についていると思います。
なので、深志志望の生徒は、逆に過去問など応用問題をどんどん解くようにして下さい。
地道に「覚える」
今、やるべきことは「覚える」ことです。
結局、高校入試というものは
「どれだけ覚えているか」
で決まります。
高校入試に限らず、試験というものは、そうした側面が強いです。
「記述問題が増えて、自分の考えを述べさせる問題が増えている」
といっても、ある程度の知識が前提としてなければ、そもそも「自分の考え」を、解答用紙に表すことなどできません。
なので、
「いかにたくさんのことを覚えて、試験会場に臨むか」
ということを、この時期には意識しなければなりません。
知識を覚える。そのためには
「問題集を繰り返し解く」
それしかありません。
学校から「新研究」「整理と対策」などといった総合問題集が配られていると思います。
それを地道に解いていく。それが一番です。
学校の先生からも言われていると思います。
「これを繰り返しやれば、合格できる」
と。
ですが、それを実際に実行できている生徒がどれだけいるでしょうか。
たまに、塾の生徒に「新研究」「整理と対策」といった問題集を持ってきてもらいます。
それを見ると、新品同様のきれいさ。
「あぁ、あんまり解いていないんだな…」
と、見れば一発でわかります。
これまでにアドバイスされてきたことを、愚直に、真剣にやる。
今の時期は、これが一番大事です。
地道な勉強から逃げないようにして下さい。
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