漢字練習のコツ
2023/2/1
小学生の男の子の問い合わせが増えています。
なので、小学生の男の子の体験授業をする機会が多いのですが、改めて感じるのが、小学生男子は
「漢字が苦手」
ということです。
女の子は、「コツコツ努力する」ことができる子が多いです。
なので、漢字をきちんと覚えられる子も多いです。
逆に、男の子は「コツコツ努力する」ことが苦手です。
じっとしているのが嫌で、「さっさと終わらせてしまおう」という心理が強く働きます。
なので、「ものすごく汚い字」で、ノートを一通りうめて、
「課題は終わった!」
とばかりに終了する。
こういう感じの子が多い気がします。
これでは、漢字は覚えられません。
「熟語」として覚える
また、最近だと、
「ノートを使って、繰り返し書いて練習したことがない」
という子も多い気がします。
与えられたプリントの「穴」の部分に、該当する漢字を埋めて終わり。
これでも、なかなか覚えられません。
漢字を覚えるには
「繰り返し書く」
というのが王道かな、と思います。
その時に意識したいのが、
「熟語で覚える」
ということです。
例えば「番」という漢字を学校で習ったとする。
この時に、「繰り返し書く」ということで、ただ「番番番…」と同じ漢字を並べて書いても、覚えられません。
「番」という字を使った熟語、
例えば「番号」「一番」「番地」など、なんでもいいので、熟語で覚える。
そうすると、覚えやすくなります。
国語の教科書の後ろに、各学年で習う漢字の一覧があります。
そこには、熟語も合わせて載っています。
なので、練習する時には、そこに載っている「熟語」の形で練習する。
そうすると、漢字は覚えやすくなります。
できれば「意味」も押さえる
その際に、
「知らない熟語の意味を調べる」
ようにできれば、なおいいかな、と思います。
国語が苦手な生徒は、語彙力も乏しいことが多いです。
なので、漢字を覚えながら、あわせて「語彙」も増やしていく。
こうした練習を積み重ねることができれば、漢字の苦手の解消と同時に、語彙力もつけていくことができます。
1回の練習で、できるだけ多くの情報を覚えられるようにすると、効率よく漢字の勉強ができます。
「漢字が苦手」「国語が苦手」
という子の原因をたどっていくと、結局「知識不足」という事実に直面します。
なので、「漢字」「国語」の実力を上げるには、まずは「地道に練習」するしかない。そう思います。
ただ、アドバイスしておいてなんですが、こうした「地道な練習」が苦手なのが、小学生の男の子なんですよね…。
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