令和5年度長野県公立高校入試感想(英語)
2023/3/9
先日行われた「令和5年度長野県公立高校入試」の問題を解いた感想です。
※数学についてはこちら
今日は「英語」です。
激ムズ…
解き終えて感想、一言。
「むずっ!!」
今年の問題は、かなり難しいと思います。
英語に関しても、某塾の情報をチェックしていたので、「難しい」ということは知っていました。
ですが、
「そうは言っても、そこまで難しいことはないだろう」
と思って解き始めたのですが、最初の文法の問題から、すでに「むむむ…」という感じ。
長文読解に入ると、「ちょっと何言ってるかわからない」という表現がバシバシ出てくる。
英作文に至っては、何を書けばいいかがよくわからず、正直諦めました。
例年、英語の問題は1つか2つしか間違えなかったのですが、今年は恥ずかしながら、かなり間違えてしまいました…。
なので、英語の平均点は、かなり下がるような気がします。
40点前半、下手したら30点台もあるような気がしています。
以下、大問別の感想です。
問2の文法からすでに…
問2はⅠが文法、Ⅱが短文理解でした。
Ⅱの短文理解はそれほど難しくないと思いますが、Ⅰの文法は、全体的にちょっとクセが強いように思いました。
初っぱなのⅠ(1)が「~のもの」についての問題でしたが、意外にここは間違える生徒は多かったのではないか、と思います。
(2)の補充問題も、ちょっとひねった問題でした。
(3)では、③④で「新しい文法」を使う問題が出てきました。
去年は「新しい文法」は出てきませんでしたが、今年は「満を持してバンバン出した」という印象です。
問3は、今話題の「あのこと」についても…
問3は「食糧問題」についての長文問題でした。
ところどころ「?」という表現があり、解くのに非常に苦労しました。
今話題の「昆虫食」について触れられていたのが、ちょっとおかしかったです。
問題作成された方には、「未来を見抜く超能力があるのか」なんて、ことを思ってしまいました。
問4の英作文は…
問4は「宅配サービス」についての内容でした。
身近な問題であるので、個人的にはこちらの問題の方が理解しやすかったです。
ただ、(6)の英作文は激ムズでした。
正直何を書いていいか、まったく思いつかなかったので、あきらめました。
(7)の抜き出しも、範囲は指定されていましたが、見つけるのは難しかったように思います。
⑦は原形不定詞を使う表現でした。
「なんじゃ~、この『help』は~?」
と最初はよくわからなかったのですが、ピンとひらめいて、何とか答えを見つけることができました。
今年は「新しい文法」絡みの問題が3問。去年は出題がなかったので、今年は一気に出してきた印象です。
今後の対策
今年の問題を解いて、真っ先に思ったことは、
「まずは自分自身が、もう一度英語を勉強しないといかんな…」
ということです。
去年までの入試問題であれば、「今までの貯金で十分対応ができる」という感じでした。
ですが、今年のような入試問題が今後も続くとなると、ちょっと考え方を改めなければなりません。
「いま一度、英語の勉強をし直さないといけないな」
ということを痛感しました。
生徒たちにも同じことが言えます。
「今までのやり方では、とても太刀打ちできない」
と思いました。
特に上位の高校を狙う生徒たちは、相当英語の強化を図る必要があると思います。
出てくる単語は難しく、長文の表現も難しいです。
「いかに、今学校で習っている『単語』『文法』を確実に覚えつつ、『長文、英作文』のような応用問題の練習に取り組んでいくか」
ここを、今まで以上に精度高くやっていかなければなりません。
これからの受験生にとっては、厳しい状況になりましたが、やるべきことは変わりません。
「単語」「文法」を地道に覚えて、「英文」をたくさん「読む」「書く」
これは不変です。
あとはその「量」です。
地道な練習を数多くこなせた生徒が、英語で安定した成績を残せます。
中学2年生以下は、地道な練習をコツコツと積み重ねて下さい。
※猿田塾へのお問い合わせは、こちらから