あわてない
2023/8/30
落ち込む受験生
昨日のブログでも触れましたが、1回目の総合テストの結果が返ってきています。
「自分がイメージしていたような結果が出なかった」という受験生が多く、みな落ち込んでいます。
そんな中、とある生徒が
「これからどうやって勉強していけばいいですかね…?」
と相談してきました。
夏休み、頑張ったが…
この生徒、部活も終わり、夏休みから本格的に受験勉強を始めた生徒です。
夏休み中、平日は夏期講習に毎日来て、勉強していました。
受験生の中でも、「まずまず勉強していたかな」という生徒です。
そんな生徒でも、思うように結果が出せませんでした。
ただ、私としては、この結果は「至極当然」として受け止めています。
確かに「夏休み」はよくがんばっていました。
ですが、その前の「2年間とちょっとの間」はというと、部活を言い訳に、あまり勉強に熱心に取り組んではいませんでした。
2年ちょっとサボってきていた生徒が、1ヶ月くらい頑張って勉強したところで、結果がすぐに出る訳がない。
そう思っていたので、この生徒には、
「君は夏休み頑張っていたけれど、結果が出るのはまだまだ先。だから、今回結果が出なくても、あまり落ち込むな」
と、あらかじめ伝えていました。
それでも、生徒は軽くパニックになってしまいました。
実際に思うような結果が出ないとあわててしまう。
これは仕方がありません。
なので、生徒には、改めてこのように伝えました。
「結果というのは、右肩上がりで出るものではなく、ある時急に出る。」
「大事なことは、今の勉強を『続ける』こと」
「あせって、次から次へと新しいことに手を出さず、夏休みにがんばったように、淡々と毎日勉強しよう」
「継続」が大事
大事なことは、思うような結果が出なかったからといって、「コロコロとやることを変えない」ということです。
「1回目の総合テストの後」というのは、受験生の保護者からの問い合わせがよく来ます。
当塾では、2学期以降受験生の募集はしていないので、すべてお断りになりますが、こうした電話を受ける度に、
「もう少し早い段階から準備しておいてほしかったな…」
という気持ちになります。
と同時に、
「そんなにあわてず、じっくりと腰を据えて勉強を続けてほしいな」
という風にも思います。
「結果が出ないから」といってあわてて動く、というのが一番よくありません。
嫌な表現になるかもしれませんが、塾側から見れば「いいカモ」にされてしまう恐れがあります。
何度も言っていますが、
「1回目の総合テスト」
というのは、点数が大きく下がる生徒がほとんどです。
なので、
「見た目の点数に踊らされない」
ことが重要です。
特に、夏休みにしっかりと勉強できた生徒は、結果が出なかったからといって、落ち込む必要はありません。
大事なことは
「総合テストって厳しいんだな」
という認識を持つこと。
そして、
「次に向けて、今まで通りにコツコツと努力を続ける」
こと、です。
「ローマは一日にして成らず」。
まだまだ先は長いです。
9月には、すぐに次の総合テストがやってきます。
気持ちを切り替えて、次に向けて勉強を開始してほしいと思います。
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