努力する子は結果を残す
2023/8/31
苦戦している受験生の中で
ここ数日、総合テスト絡みの話ばかりですが、今日も総合テストに関するお話です。
昨日のブログで、
「1回目の総合テストでは、ほとんどの生徒の点数が下がる」
という話をしました。
実際に、うちの塾の生徒も、まだ全部が返ってきていませんが、ほとんどの生徒の点数は下がる見込みです。
ですが、そんな中、1人だけ「点数を上げた」生徒がいました。
これまで、1回目の総合テストで「点数が上がった」ケースというと、
・前のテストの点数が悪すぎた
・元々の点数が「低すぎた」ため、夏休みに勉強したら、点数が取れた
というものでした。
なので
「元々ある程度の点数を取っていた生徒」
は、ほぼ点数を下げてくるのが普通でした。
ですが、今回点数を上げてきた生徒は、「ある程度の実力がある生徒」です。
「松本三校を狙えるかな」という感じの生徒です。
このくらいの実力の生徒であれば、普通であれば、「30~50点」くらい下がります。
なので、そのくらいの点数を想定していました。
ですが、結果はむしろ「点数アップ」。
これは嬉しい誤算でした。
結果には「根拠」がある
ですが、その一方で、
「この生徒であれば、もしかしたら結果が出せるかもしれないな」
と、心の中で、ちょっと期待していた部分もありました。
というのも、この生徒、夏期講習で
「めちゃくちゃ勉強していた」
からです。
数えてみたら、夏期講習からテスト前日までの、7/17~8/23の間、「156時間」勉強していました。
塾での勉強時間は、1日平均約6時間。
うちの塾の夏期講習は
「9時10分~21時」
までなのですが、この生徒、文字通り「朝から晩まで」ずっと勉強をしていました。
私の教え子の中でも歴代1、2位を争う勉強量をこなしていました。
黙々と勉強している姿を間近で見て、
「よくがんばるな~」
と、感心していました。
日曜日やお盆休みについては、
「少しは休んでもいいかな」
という気持ちで、あまり課題は出していなかったのですが、それでも出された課題は、しっかりとやってきていました。
また、ノートを見てみると、塾が休みの日でも、家で勉強を進めていた痕跡がありました。
「これだけ頑張った生徒であれば、あるいは…」
という気持ちはありました。
実際に夏期講習後半の方では、
「実力がついてきたな」
と実感することができていました。
が、一方で、「総合テストの厳しさ」も知っています。
なので、
「まあ点数が少しくらい下がる程度で収まったら御の字かな」
くらいの気持ちでいました。
ですが、結果は下げるところか点数アップ。
「神様というのは、ちゃんと努力した人間を見ているのだな」
ということを改めて思いました。
「行動」するか、「口だけ」で終わるか
受験生は、現在、総合テストの結果にうちひしがれています。
厳しい結果を受けて、
「次はがんばります」
と言っています。
「その心意気やよし」です。
ですが、その一方で
「果たして、どこまでその勢いが続くやら…」
と、冷めた目で見ている自分もいます。
今まで多くの受験生を見てきました。
多くの生徒が、結果が悪いと、「その直後」は勉強する姿勢を見せます。
ですが、時が経つにつれて、ダラダラとした、いつもどおりの生活に戻っていきます。
そしてテストで結果が出ない。
それを繰り返していました。
「口」ではいくらでも威勢のいいことが言えます。
ですが、それを「行動」レベルにまで落とし込んで実行できる生徒は、ほぼいません。
今回結果を残した生徒は、数少ない「行動」することができる生徒だと思います。
このような人間は強い。
そして、このように「行動できる」人が、結果を残していくのだと思います。
まだまだ先は長いので油断はできませんが、半年後、きっと目標を達成していくだろう。
そう期待しています。
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