「目線」を変えて考えてみる
2024/1/18
証明についての質問
図形の「証明」についての質問を受けることが多くなってきました。
「証明」は、入試でも毎年のように出題されます。
なので、受験生から質問されるのは当然として、今回は2年生のテスト範囲でも「証明」が入っている学校がほとんどです。
なので、2年生からの質問も、ポツポツと出始めています。
質問に答えながら思うのですが、生徒がつまづくポイントはだいたい同じです。
なので、証明について教える時には、このポイントについて、説明するようにしています。
それでも、なかなかわからない。
「みんな、気づかないんだな」
ということを思います。
「違う角度」から見ることができるか
多くの証明問題で「勝負所」となるのが
「同じ大きさの角を見つけられるか」
ということです。
これは三角形の「合同」の証明であっても、「相似」であっても同じです。
一見すると同じ大きさには見えない角を、いかにして「同じ」ということを示せるか。
ここがきちんと説明できるか。
多くの生徒が、
「ワンパターンの」
見方しかすることができません。
そこでウンウン唸って、結果、答えを導き出すことが出来ない。
なので、生徒たちには
「ちょっと見方を変えて、考えてみる」
ようにアドバイスします。
すると、一見違うように思えた2つの角が、実は同じ大きさだった。
ここに気付ける生徒が出てきます。
あとは「自力」でそれを見つけられるように、練習あるのみです。
「目線を変えて」考えてみる
ここ数年の長野県の入試問題の証明問題は、それほど難易度の高い問題は出ていません。
今回話したような、
「ちょっと目線を変えて考えてみる」
ことで、十分に解けるくらいの難易度の問題です。
なので、「なかなか証明問題が解けない」という受験生は、
「目線をかえながら、同じ大きさの角がないか探す」
ということを意識して、練習してみてほしいと思います。
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