「芋づる式」に覚える
2024/1/19
英単語を覚えるコツ
とある英語の勉強法の本に、
「英単語を覚えるコツ」
として、「関連付けて覚える」ということが挙げられていました。
例えば単語に「dis」がついている場合、これは「否定」を意味する単語についている。
「agree」が賛成ならば、「disagree」は反対、という意味になります。
このように、単語のある一部分の意味することを覚えておくことで、似たような形の単語の意味をまとめて覚えられる、とのことでした。
漢字を覚えるコツ
この話は、「漢字」を覚える場面でも言えるのではないかと思います。
最近、国語の過去問を生徒に解かせていると、「深遠」という言葉が出てきました。
意味が分からず、多くの生徒が間違えていました。
深遠の「深」の訓読みは「ふか(い)」で、「遠」の訓読みは「とお(い)」です。
それぞれが「深い」「奥深い」(深)や「遠い」「遠くまで続く」(遠)を意味します。
したがって、「深遠」は「理解が難しく、深く奥深い」といった意味になります。
このように漢字の「訓読み」を知っておくことで、熟語の意味が分からなくても、なんとなく類推できる、ということがあります。
私は大学入試まで、かなり現代文は得意な方でした。
その理由の1つは、小中学生の時に、徹底して漢字を覚えたことで、この
「知らない熟語でも、1つの漢字の意味で、熟語の意味が類推できる」
という能力が鍛えられていたからだと思っています。
漢字練習は、「読解力強化」「英単語暗記」につながる
そう思うと、漢字練習を徹底してやることによって、
・「英単語暗記」のコツがつかめる
・「読解力」の強化になる
のではないか。
最近、そのように思い、改めて「漢字学習」の重要性を感じています。
漢字を覚えられる生徒は、英単語もしっかりと覚えられます。読解力も高い生徒が多いです。
逆に漢字が覚えられない生徒は、英単語も覚えられません。読解力も低い生徒が多いです。
おそらく、漢字練習をすることで、こうした
「関連する知識を結びつける」
という能力が鍛えられるからではないか。
そのようなことを思いました。
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