一歩一歩の努力

魂を揺さぶる言葉

若い人は、「偉大なことを実現したい」という、夢と希望を持つものです。
ただし、それが一歩一歩の地味な努力から生まれるということだけは知っていてほしいと思います。
（「稲盛和夫一日一言」より）

安曇野市の中学は、今日が終業式。

明日から、１ヶ月に及ぶ夏休みが始まります。

受験生の皆さんは、この１ヶ月どれだけ頑張るかで、２学期以降の成績、もっと言えば「進路」というところも、ある程度決まってきます。

そういう意味で、非常に重要な１ヶ月となります。

当塾では、すでに夏期講習が始まっていますが、さっそく何名かの受験生が、長い時間勉強をしています。

最後まで無事に勉強を継続してほしい。

そう思っています。

すぐに「結果」を求めがちだが

夏休みに、今まで以上に勉強をする中で、生徒たちの胸の中には

「すぐに『結果』が出るだろう」

という期待が生まれてくると思います。

ですが、１０年近く受験生を指導してきて思うのは、

「総合テストは、そんなに甘いものではない」

ということです。

夏休み明け、１回目の総合テストで、おそらくほとんどの生徒が

「総合テストの厳しさ」

を実感することになると思います。

ですが、厳しい言い方をすれば、

たかだか１ヶ月程度勉強したからといって、自分の思うような成果など出ない。

ということです。

そこで、冒頭の言葉です。

生徒たちの中には、大きな「目標」があると思います。

そして、それに向けて努力をしていると思います。

ですが、その「目標」を実現させるための「特別な方法」などはありません。

毎日毎日の、単調な反復練習。

これを積み重ねることだけです。

１日１日を大切に

毎日努力することで得られるものは、

「目に見えるか見えないかの、ほんのわずかの成長」

なのだと思います。

それは、周りから見ても、勉強している当の本人も気づかない。

それほどわずかな成長だと思います。

ですが、勉強を継続することで、着実に成果が積み重なっていきます。

そして、ある時、急に「成果」として表れてくる。

人が成長をする時というのは、そういうものだと思います。

多くの人が、その「成果」を実感する手前で

「全然成長していない」

と、あきらめてしまいます。

ですが、あきらめてしまえばその時点で終了です。

自分の成長を信じ、目の前の課題を１つ１つ着実に乗り越えていく。

地味な努力から逃げない。

そのような夏休みにしてほしいと思います

受験生の健闘を祈ります。

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