「小さな成功体験」を積み重ねる
2024/9/12
「単語チェック」より
2学期中間テストに向けて、とある1年生に、英語の「不規則動詞」のチェックをしていた時のことです。
前回やった時はあまり書けませんでしたが、今回はきちんと練習してきたようで、自信満々。
実際に書かせてみると、ほとんど書けました。
ですが、1つだけ出てこない単語がありました。
本人は出てこない単語を前にウンウンうなっていて、先に進めようとしません。
なので、
「出てこない単語は一旦飛ばして、先にわかるところからやろう」
「他のところをやっているうちに、思い出すこともあるよ」
というアドバイスをしました。
殻を破る
実はこのアドバイス。
日頃の「単語チェック」の時にも言っている言葉です。
今回の生徒にも、日頃から言っていました。
ですが、普段はなかなかこちらの言うことを素直に聞きません。
どうしても「出てこない単語」にこだわってしまう。
結果、思い出せず、書けない。
そうしたことを繰り返していました。
ですが、今回の不規則動詞のチェックにおいては、他の単語はわかっていたからでしょうか。
素直にアドバイス通りに飛ばして、先にわかるところから書いていました。
そして、ひと通り書き終わった後に
「あ、思い出した!」
と言って、書けなかった部分を埋めていました。
「ちょっとしたこと」を積み重ねる
そこですかさずフォローです。
「ね。いったん飛ばして他のところをやってみると、結構思い出すでしょ?」
生徒は素直にうなずいていました。
「ちょっとしたこと」かもしれませんが、この「ちょっとしたこと」の積み重ねが大事です。
こうした「小さな成功体験」を経て、生徒は少しずつ、しかし着実に成長していくのだと思います。
単語チェックを通して、生徒の「成長」を感じることができた瞬間でした。
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