松本山雅敗退に思うこと
2024/12/9
プレーオフ敗退
今日はサッカーの話です。
私の応援している「松本山雅」が、先日「J2昇格プレーオフ」で、富山と2対2の引き分けで敗退。
来年もJ3での1年を過ごすこととなりました。
個人的には、正直あまり期待していなかったので、むしろ最後の最後まで楽しませてもらえたため、あまり悲壮感はありません。
選手、スタッフの皆さんには、
「最後まで楽しませてもらってありがとうございました。お疲れ様でした。」
という気持ちです。
ただ、試合の流れ、結果を見て
「やっぱりそうなるのかな」
と、思うところはありました。
「日頃の課題」が土壇場で出る
今年の松本山雅は、かなり苦戦した1年でした。
勝ちきれない試合が多く、特に目立ったのが
「先制点は取るのだけれど、すぐに同点、逆転される」
ということでした。
「守備がイマイチ」
というのは、サポーターの多くの人が感じていたことだと思います。
先制点を取っても
「どうせ、すぐに追いつかれるでしょ」
と思い、見ていると、案の定同点、逆転される。
そうした試合展開を何度も見せつけられてきました。
残り5試合となって、「3バック」に変更したことが功を奏し、そこから怒涛の5連勝でプレーオフにたどり着きました。
「この勢いなら、いけんじゃね?」
と思いましたが、プレーオフ決勝、最後の最後で、悪癖とも言える「失点グセ」が出ました。
「残り数分をしのげば、J2昇格」
という状況で、富山のFWに同点弾を叩き込まれました。
「先制しても、追いつかれる」
という、今年何度も見た光景を最後の最後で見せつけられ、終戦となりました。
「勢いだけではダメだったか」
と思うのと同時に
「やはり土壇場では、『日頃の課題』というものが出てしまうんだな」
ということを、感じずにはいられない敗退でした。
「入試」もまた同じ
仕事柄、どうしても色々なことを「入試」に結びつけてしまいます。
ですが、「入試」も結局同じことなのだろうと思います。
今、安曇野市の中3受験生は面談期間です。
この面談で「受験校」が決定する訳ですが、中には「合格可能性が厳しい受験校」を設定した人も、いると思います。
これから残り3ヶ月、どれだけ成長するかにかかっているわけですが、厳しい言い方をすれば
「『入試本番だけ、突然問題が解けるようになる』ということはない」
ということを知っておかなくてはなりません。
今までの2年8ヶ月、どれだけ勉強を積み重ねてきたか。
その「積み重ね」というものが、如実に現れるのが「入試」というものだと考えています。
ここから必死に勉強をすることで、もしかしたら、1・2月のテストや模試で「いい結果」が出ることもあるかもしれません。
ですが、それは「勢いに乗ったからにすぎない」という厳しい見方も、一方ではできます。
ここから先は、どの受験生も必死に勉強に取り組んできます。
その中で「成績を伸ばす」「順位を上げる」ということは、並大抵のことではありません。
厳しい目標設定をした人には、「残り3ヶ月、必死に頑張ってほしい」と思います。
ただ、一方で松本山雅の結果を見ていると
「日頃の課題が、本番でそのまま出る」
という「本番の怖さ」というものも、考えておかなければならない。
そうしたことを、改めて思い起こさせる、今回の松本山雅の敗退でした。
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