令和7年度長野県公立高校入試感想(理科)
2025/3/14
先日行われた
「令和7年度長野県公立高校入試」
の問題を解いた感想です。
今日は「理科」です。
理科は難しい
理科は難しかったです。
問一の生物から「?」という問題があり、かなり焦りました。
受験生に感想を聞いても
「理科が難しかった」
と言っている子がほとんどです。
なので、平均点は下がると思います。
昨年の平均点は49.2点でしたが、それよりもさらに下がって「40点前後」と予想します。
以下、大問ごとの感想です。
問1は生物、やや難
問1は生物分野からの出題でした。
生物分野は、比較的解きやすい内容が多いのですが、今年は難しく感じました。
Ⅰは蒸散がテーマでした。
典型的な問題かと思いきや、設問の聞き方に工夫があって、混乱しました。
(3)の記述は、解答を見たらごくごく一般的な内容ですが、問題を解いている時は、深読みしすぎて混乱しました。
(4)の計算も、解説を聞いたら「なるほど」という感じですが、問題を解いている時には気づけませんでした。
Ⅱは発生、遺伝がテーマでした。
こちらの方が解きやすい印象でした。
(2)と(3)ⅱが、やや答えにくい問題だと思います。
問2は化学、普通
問2は化学分野からの出題でした。
個人的には、化学分野が一番簡単に感じました。
Ⅰは密度が主なテーマでした。
ここは密度についての基本的な理解ができていれば、それほど難しくなかったと思います。
(2)の計算も、ただかけ算をすればいいだけなので、難しくないと思います。
Ⅱは酸化銀の分解がテーマでした。
酸化銀の化学反応式は、ちょっと手薄になりやすいところです。
そのため苦戦した受験生がいたかもしれません。
ただ、化学反応式を覚えられていれば、だいたい解けたと思います。
(3)の計算は難しかったです。
「酸化銀」と「酸素」の関係に気づけたか、がポイントかな、と思います。
問3は地学、難しい
問3は地学分野からの出題でした。
個人的には地学分野が一番難しく感じました。
昨年も「地学分野が難しい」という感想だったので、どうやら自分は「地学」が苦手なようです。
Ⅰは地層や岩石がテーマでした。
全体的に基本的な内容だと思います。
火山岩と深成岩は覚えておくべきところなのですが、それぞれの特徴まできちんと覚えられていないと、(3)は解けなかったと思います。
(4)は粘り気と鉱物の成分との関係について知らないと書けない問題で、これはやや難しかったと思います。
Ⅱは天体がテーマでした。
(4)の計算は難しかったです。うまく比例式が作れず、解説を聞いて納得しました。
問4は物理、難しい
問4は物理分野からの出題でした。
物理分野も難しかったです。
Ⅰはオームの法則が主なテーマでした。
「ドライヤーの仕組み」を通して、「直列」「並列」回路を見抜けるか、がポイントでした。
(3)は並列回路全体の抵抗の計算をする必要があり、混乱しました。
(4)は問題の意味がわからず、解答を見て納得しました。
(3)(4)と比べると、(5)の計算の方が解きやすく感じました。
Ⅱは滑車を使った仕事がテーマでした。
(4)は難しかったと思います。解説を聞いたら納得しました。
ちなみに、私は長野放送の解説を見たのですが、
「1/6÷1/2=1/3」
と華麗に解いていたのですが、華麗すぎてちょっと意味がわからなかったので、考えてみました。
定滑車(B):2N
動滑車1つ(C):1N(Bの1/2倍)
動滑車2つ(D):0.5N(Bの1/4倍)
動滑車3つ(設問):1/3N(Bの1/6倍)
ということになるので、答えは「1/3倍」という風に考えるとわかりやすいかな、と思いました。
参考までに。
今後の対策
理科の問題は、難しかったです。
ただ、解き終わって色々分析してみると、非常にいい問題だと思います。
・基礎的な知識がしっかりしていないと解けない
・よく聞かれるテーマでも、「問題の意図を正しく読み取れないと解けない」
という問題だったと思います。
「深い知識と理解が要求される」
という意味で、非常にいい問題だと思います。
今後の受験生は、ぜひ参考にして挑戦してもらいたい問題だと思います。
「『小手先のテクニック』だけ練習しても解けない」
これが長野県の理科の問題なんだな、ということを改めて思いました。
・教科書の基本的な知識
・『なぜそのようになるのか』という本質的な理解
これらを、問題演習を通して地道に積み上げる。
こうした取り組みが、理科の安定した得点につながると思います。
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