「3000万語の格差」
2025/9/3
「3000万語」
先日、こちらの本を読みました。

「学力の格差は、何歳で存在するのか」
というのは、塾講師として非常に気になるテーマでした。
それに対する回答となりうるのが、こちらの本になります。
よく
「親の学歴が高いほど、子どもの学歴が高い」
「親の収入が高いほど、子どもの学歴が高くなる」
ということが言われます。
そうした事実があることは、否定しません。
ですが、この本の著者であるダナ・サスキンド教授はそれ以上に、
「3歳までの子どもに対する、保護者の声かけ」
によって、大きな学力差が生じるということを述べられています。
家庭環境が安定している家庭の子どもと、不安定な家庭環境の子ども。
それぞれの子どもにかけられる言葉の差。
それが「3000万語」なのだそうです。
「3歳までの言葉環境」によって、その後の成長差が生じていく。
著者はそのように訴えています。
「保護者の声かけ」が重要
この「3000万語」というのは、「のべ数」です。
3000万もの違う言葉を子どもに話すのは難しい。
そう著者も言っています。
ただ、大事なのは
「保護者が直接、子どもに語りかける」
ということが大事なのだそうです。
「3000万語を聞かせればいい」
ということで、DVDやスマホを使って子どもに言葉を聞かせた場合、望むのとは違う結果となる。
こうした機械に頼った場合、むしろ「子供の脳の成長を妨げる」結果となるそうです。
「人が、直接人に語りかける」
こうした行為には、我々が思っている以上に効果があるようです。
3つの「T」
また、子どもに対する接し方として
「3つのT」
という指針が挙げられています。
1つめは「Tune In」。
子供の目線に立って、子供の話をさえぎることなく、子どもの話に付き合う。
そうした姿勢が大事だそうです。
2つめは「Talk More」。
とにかくたくさん話をする。
その時に、できるだけ子どもの気持ちのままに話をさせることが重要だそうです。
3つめは「Take Turns」。
子どもと交互に対話をする。
とにかく対話することを心がける。
その際に、親が話し過ぎないように気をつける。
あくまでも「子ども」が会話の中心となるように話す。
この「3つのT」という姿勢が重要なのだそうです。
幼児教育とは?
「かなり小さい頃から、すでに『学力差』のようなものは生じる」
ということは、なんとなく感じていました。
ですが、「3歳まで」の言語環境によって差が生じる、というのは、正直驚きでした。
と同時に、納得できる部分も数多くありました。
「直接対話によって、人は成長する」
「子どもが興味を持って話している内容に対して、妨げないように聞く」
というのは、3歳の子どもに限らず、ある程度成長した子どもに対しても、大事な姿勢なのではないかな。
そのようなことを思いました。
「幼児教育とは何か」
ということを考えさせられる本だと思いますので、ぜひ一度読んでみていただければと思います。
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興味のある方は、ぜひご協力いただければと思います。
よろしくお願いいたします。