「書写」を鍛える
2025/9/24
「シン読解力」
最新号の「プレジデントファミリー」。

こちらの特集で
「学校では教えてくれないシン読解力トレーニング」
というものがありました。
の著者である新井紀子先生の記事になります。
新井先生は、今の子どもたちの「読解力」が落ちている現状に危機感を抱かれています。
「読解力」というと、「本を読む力」という感じで捉えられます。
ですが、新井先生はこれからの社会で必要とされる読解力として
「文章に書かれている意味を、客観的かつ正確に捉える力」
と考えられています。
こちらを「シン読解力」と呼んでいます。
この「シン読解力」の力が、きちんと身についていない人が多い。
そう新井先生は警鐘を鳴らしています。
教科書を使わない授業が増えた
子どもたちの「シン読解力」が落ちている原因の1つとして、
「教科書を使わない授業が増えた」
ことを挙げられています。
小学生は英語、プログラミング、探究学習などやることが増えています。
そのため、先生方が「穴埋め式のプリント」を用意して、効率よく授業を進める工夫をされています。
また、タブレット端末なども使う機会が増えていて、教科書を使わなくても授業ができるようになっています。
その結果、文部科学省の「経年変化分析調査」で
小中学生の学力が過去にないほど低下した
ことが明らかになっています。

※プレジデントファミリー2025秋号より
「教科書を使わない授業」が増えたことによって、子どもたちが
「本を読んで考える機会」
が少なくなったことが原因ではないか。
そう推察されます。
「ノート」も使わない
「プリント学習やタブレット学習の弊害」として、もう1つ挙げられていたのが
「子どもたちの『ノートに書く』時間が激減した」
ということが挙げられていました。
プリント学習やタブレット学習の場合は、あらかじめ式が与えられています。
そのため、
「ノートに式を写して書く」
という練習をしていません。
「計算なんて解ければいいだろう」
と思われるかもしれませんが、私の経験上、
「計算ができない生徒は、式が正確に書き写せない」
ということが非常に多いです。
なので、ノートに書き写さず、ただプリントに答えを書き込んでいく学習スタイルでは力がつかない。
そのように感じています。
正確に「書き写せない」
子どもたちを指導していて色々思うことがありますが、びっくりすることのうちの1つが
「正確に書き写せない子が多すぎる」
ということです。
「計算をノートにやってみよう」
ということで、ノートを使って計算問題を解かせようとする。
すると、
「答えが合いませ~ん」
という生徒の声が出る。
そこでノートを確認してみると、確かに計算の内容は合っている。
今度は問題を正しく書き写しているかチェックしてみる。
すると、違う問題を書き写してしまっているため、答えが違っている。
こうしたことが非常に多いです。
そしてさらに問題だと思うのは、そうした自分でやってしまった間違えに対して
「自分で気づくことができない」
という点です。
学力というのは
「間違えたところを直していく」
ことによって上がっていきます。
成長する生徒は、自分でそれをすることができる生徒です。
一方、正確に書けない生徒は、そもそも
「自分でどこを間違えたのか」
ということに気づく力が非常に弱い。
そのため
「何を直せばいいかがわからない」。
結果、「成績が伸びない」。
このような状態になっているように感じられます。
先に挙げてきたように「プリント学習」「タブレット学習」によって、「ノートに書き写す」という機会が少ないことが原因だと思います。
「書く力」を鍛える
新井先生は「シン読解力トレーニング」として、いくつかの方法を挙げられています。
詳細については「プレジデントファミリー」を購入して確認していただきたいと思いますが、1つの方法として
「視写」
を挙げられています。
文章を見て、正しくノートに書き写す。
これをやることで、読解力も鍛えられるということなのだろうと思います。
実際に新井先生のトレーニングを採用したところ、学力が伸びた学校のクラスもあるようです。
タブレット学習の機会が増えたことで
「書く」
ということについて、軽視しがちな風潮があるように感じられます。
ですが、
「書く量が多いほど、学力も伸びる」
というのが、私自身の経験談であり、また生徒を見ていて思う感想でもあります。
まずは「正しく書き写す」。
こうしたトレーニングをしてみてほしいと思います。
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まったく話は変わりますが、私の兄が
に挑戦しています。

興味のある方は、ぜひご協力いただければと思います。
よろしくお願いいたします。