「小さな努力」で「大きな成果」
2026/3/5
陰山先生のセミナー
先日、百ます計算で知られる陰山英男先生のセミナーを聞く機会がありました。
「基礎学力」の重要性を考えさせられる内容でした。
陰山先生の話で印象的だったのは、
「まず漢字を徹底して覚えさせる」
という点です。
先生がアドバイザーとして指導する小学校では、4月の段階で「その学年で習う漢字のすべて」を覚えさせるそうです。
最初に聞いたときは驚きましたが、理由を聞くと納得しました。
漢字をしっかり覚えることで、文章を読む力や理解力が大きく高まるそうです。
さらに、覚えた漢字を土台にして、漢和辞典を使いながら語彙を増やしていく。
漢字を足がかりに、「言葉の世界」を広げていく取り組みです。
こうして徹底して基礎学力を身につけた子どもたちは、やがて応用問題にも対応できるようになると言います。
陰山先生は
「今の小学校は無駄なことばかりをやらせている」
「先生(大人)が覚悟を決めて、基礎学力を徹底して子どもたちに身につけさせれば、子どもたちは驚くほど成長する」
ということを力説されていました。
自分の小中学生時代
この話を聞いて、私は自分の小中学生時代を振り返ってみました。
小中学生の頃は、とにかく基礎練習を徹底してやった記憶があります。
小1・2年の時は、小学校の担任の先生が漢字と音読を徹底させていました。
小4まではそろばんをやっていたので、基礎計算をやっていました。
中学に入ると、授業の進みが遅いので、時間があまったら
「英語の単語を復習」
「数学の基礎計算」
「漢字をひたすら覚える」
ということをやっていました。
計算練習、漢字練習、暗記の繰り返し。地味な勉強が中心でした。
しかしそれでも、応用問題ばかり解いていた友人よりも、応用問題が解けていたように思います。
基礎がしっかりしていると、新しい問題にも対応しやすいのだと思います。
「小さな努力」を積み重ねる
陰山先生の取り組みは「小学校」を舞台にした教育です。
当塾は中学生が多く在籍しており、今回の先生の話を、そのまま塾の指導に当てはめるのは簡単ではありません。
授業時間や学習環境、生徒一人一人の状況も違います。
ただ、その考え方から学べることは多くあるように思いました。
特に印象に残ったのは、
「基本的な内容を、素早く正確に」
という姿勢です。
基礎を確実に身につけることは、決して派手な練習ではありません。
しかし、地道な積み重ねが、後の大きな力になります。
「学力を伸ばす方法」というと、つい「特別な教材」や「難しい問題」に目が向きがちです。
けれど本当に大切なのは、日々の小さな努力の積み重ねである。
小さな努力で身につけた力は、やがて大きな成果につながる。
そのことを改めて感じることのできたセミナーでした。
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